生命をつなぐ進化のふしぎ ――生物人類学への招待

生命をつなぐ進化のふしぎ ――生物人類学への招待

715円 (税込)

3pt

3.8

私たちは、現世に生を受けながら、浮世に明け暮らす生身である。永遠に若くはなく、終には老いとなる。個体としての命はかほど儚い。それはヒトもサルもトカゲも同じだ。他方、生命の誕生以来、生物は無限的な時間のなかで進化を遂げてきた。生命現象の多様性は進化の積畳なのである。生の永遠と命の儚さ、そのジレンマの狭間で、生命はまばゆい輝きを放つのだ―。本書では、様々な動物の生きかたを紹介し、進化的な視点から生命サイクルの意味と仕組みを見つめる。最新の研究を渉猟し、人間とは何かを考えた快著。

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生命をつなぐ進化のふしぎ ――生物人類学への招待 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2010年05月13日

    進化人類学という視点から、現代の人間について、社会について考察する一冊。

    コンテンツは以下の通り:
    「食べる」「みんなと生きる」「連れ合う」「育つ・育てる」
    「いのちの坂」「いのちの終わりとつなげる知」

    「連れ合う」の章で原始時代より進化し続けた男女関係、そして現代の男女関係について非常に納得し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    非常に面白い!!
    本当はとても難しいことを取り扱ったものと思うが,非常に平易に書かれていて,しかも知的好奇心を満たしてくれる。

    読み物的に買ったのだけども,近年の比較行動学やら比較社会学やらの最新知見も豊富にレビューされているので,
    自分の研究の参考にも使えそう。

    久しぶりにグイグイ読んでしまっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年10月27日

    [ 内容 ]
    私たちは、現世に生を受けながら、浮世に明け暮らす生身である。
    永遠に若くはなく、終には老いとなる。
    個体としての命はかほど儚い。
    それはヒトもサルもトカゲも同じだ。
    他方、生命の誕生以来、生物は無限的な時間のなかで進化を遂げてきた。
    生命現象の多様性は進化の積畳なのである。
    生の永遠と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月29日

    生き物としての進化という観点から、人間とは何かを考えた本。2008年出版だからすでに最新とは言い難いが、当時の最先端の知見に基づいて書かれている。

    なるほどと興味深く読んだが、読後に残ったのはトリヴィアルな知識だった。
    たとえば、肥満先進国のアメリカからの研究報告で、「肥満は伝染する」。1人の人が...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年04月27日

    人類進化の問題は 新しいことがわかればわかるほど
    混沌としてきている。

    内田亮子は言う
    『現在では、20種類近い人類と長期間にわたる複数種の共存の事実
     そして 種同士の関係性は不明瞭、
    という混沌としたものになっている・・・
    真実の解明から遠くなったように見える混沌を極めた
    現在の人類進化の図は...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2010年06月07日

    人類学を進化的にとらえようという試み。比較的新しい研究を多く紹介している。ただし著者自身の研究というわけではないようで悪く言えば趣味で集めた論文紹介の寄せ集めか。
    勉強にはなるが、なぜか鼻もちならないところもある。

    0

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