カラヤンがクラシックを殺した

カラヤンがクラシックを殺した

ビジネス・実用
902円 (税込)

4pt

3.6

20世紀を代表する指揮者、カラヤンによって音楽鑑賞は大きく変化した。その功罪と、クレンペラーとケーゲルの絶望的な「危険な音楽」を通して、音楽・芸術・人間存在を考える。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    趣味・実用 / 音楽
  • 出版社
    :
    光文社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    光文社新書
  • タイトル
    :
    カラヤンがクラシックを殺した
  • タイトルID
    :
    266897
  • 電子版発売日
    :
    2014年06月27日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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カラヤンがクラシックを殺した のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    どういう内容の本多か調べもせず何気なく買って何気なく読み出したのだが、カラヤンを通して20世紀という時代の人類の行過ぎた快楽主義を問うという内容だった。しかもカラヤンと比較されるのがクレンペラーとケーゲル。読み始めてどんどん引き込まれていった。しかし、この本で使われている言葉、哲学や美学の用語なのだろうが私には一度読んでも意味が酌めずに数回読みかえした文が何回も在った。

    0
    2011年04月23日

    Posted by ブクログ

    指揮者として他に例を見ないほどの地位、名誉、そして破格の収入と財産を築き上げたカラヤン。彼が何を考え、どのように歩んでいたのか。
    それは音楽性とは無関係とは言えないが、多分に政治的な権力を行使してきた結果でもある。

    0
    2021年11月17日

    Posted by ブクログ

     『クレー──越境する天使』のなかで、本書のことが触れられ、その内容に対する中傷によって、著者は相当に消耗したと書いてあった。カラヤン的なものが、その流線型への化粧が覆い隠してしまった、音楽が本来深く肯定すべき、苦悩に満ちた、死と隣り合わせの生の本質に迫る表現を、クレンペラーとケーゲルの仮借のない音楽に見て取る著者の議論が、なぜそれほどの攻撃の対象にならなければならないのか。そこには一部の歴史修正主義とも共通する、慰撫された状態を逆撫でされることへの過剰な反撥があるのかもしれないが、そうしてまで寄りすがろうとするものが虚無でしかないことを、まずは直視するべきだろう。ただ、そのことを暴き出す著者の議論は、読んでいて痛々しい。やむにやまれず書いたことがひしひしと伝わるが、もう少し、それこそクレンペラー的に論理を積み重ねても良かったのではないか。編集者に恵まれなかったようにも見える。すでに鬼籍に入った著者とは、一度音楽や絵画のことを語り合ってみたかった。

    0
    2011年06月20日

    Posted by ブクログ

    カラヤンによってクラシックは大衆に消費されるものになってしまったことを舌鋒鋭く批判している本です。

    著者は本書を「精神史」の方法にもとづいて執筆したと述べており、アドルノを思わせる消費社会と大衆に対する呪詛のことばがつづられるとともに、カラヤンがそうした二十世紀の動向にみごとにこたえるような天才性をもっていたことを、皮肉めいた筆致で論じています。そのうえで、オットー・クレンペラーの「世界苦」(ヴェルトシュメルツ)と、ヘルベルト・ケーゲルの「絶望」に、現代のクラシック音楽を取り巻く閉塞した状況から脱する道筋を見いだそうとしています。

    本書の議論そのものはおおむね興味深く読むことができました。ただ、本書で批判されているような芸術を取り巻く消費社会的な状況は、まさにそれに対する批判をも取り込んでしまうものだという点にかんする自覚がないことに引っかかりをおぼえます。手に取りやすい「光文社新書」というレーベルから刊行されている本書は、カラヤンを批判することでクラシック通を気取りたい、わたくしのような「大衆」に消費されて終わることになるでしょう。この点で、著者にはまだ、絶望が足りないのではないかといわざるをえません。

    0
    2019年06月27日

    Posted by ブクログ

    言っていることは概ね当たっていると思うし共感も感じるが、カラヤンによって薄っぺらで物事を深く考えない今の社会がもたらされてるというのは言い過ぎである。むしろそのような社会の兆候あるいは表出がカラヤンなのではないかと思った。

    0
    2013年01月11日

    Posted by ブクログ

    駅ビルの本屋さんで購入する。正直、期待はずれでした。著者の本は、いつも期待はずれです。この本を読むまでは、こちらが悪いと思っていました。僕には、美術、音楽を楽しむための基礎的教養が欠けています。それが、理由だと思っていました。もちろん、それも、原因の一つだと思います。主な原因は、著者にあることが分かりました。芸術評論は、可能なのでしょうか。絵画を見て、美しいと感じる。音楽を聴いて、すばらしいと感じる。それは、言葉で表現できるものではないでしょう。もちろん、何故、すばらしいと感じるのかを知りたいと思います。しかし、それは不毛なことではないでしょうか。著者の書くものは、すばらしいという感動と理屈がつながっていないのです。完璧に、言葉では表すことはできないが、どうにか伝えたい。それに対して、著者の評論は、すばらしいという感動と評論がつながっていないのです。大衆化が、クラシックを大衆に伝わりやすい分かりやすいものにした。それは、きわめて退屈だと指摘している。それが、正しいかどうか分かりません。では、大衆化しなかったクラシックとカラヤンとどこが違うのでしょう。それを具体的に指摘していません。これでは、誰も納得しません。

    0
    2014年07月23日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    20世紀を代表する指揮者、ヘルベルト・フォン・カラヤン。
    その流麗な「美」に魅せられた人は少なくないだろう。
    しかし、「カラヤン以後」、音楽の風景は一変し、何かが決定的に失われてしまったことに気づいているだろうか。
    かつて音楽を聴く聴衆は、その成り立ちに息を潜めるがごとく、宗教儀式のように音楽を体験し、享受した。
    そこには特別な「意味」が存在した-。
    本書は、カラヤンの音楽と、それを鋭く断罪する二人の音楽家、オットー・クレンペラーとヘルベルト・ケーブルの、絶望や狂気、矛盾や破滅が内在する『危険な音楽』を通して、20世紀から現代までを覆う「負の遺産」を問い直し、音楽、芸術、そして人間存在を考える。

    [ 目次 ]
    第1章 音楽の悪魔-プロレゴーメナ(死後20年目のブーム 音楽の言語化 ほか)
    第2章 流線型の美学-ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908~1989)(『大地の歌』 人口楽園 ほか)
    第3章 孤高の絶対音楽-オットー・クレンペラー(1885~1973)(満身創痍の鉄人 アンチ・モラリスト ほか)
    第4章 絶望の音楽-ヘルベルト・ケーゲル(1920~1990)(自殺したくなる音楽 途絶えたキャリア ほか)

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    [ 参考となる書評 ]

    0
    2011年04月09日

カラヤンがクラシックを殺した の詳細情報

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    :
    ビジネス・実用
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    趣味・実用 / 音楽
  • 出版社
    :
    光文社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    光文社新書
  • タイトル
    :
    カラヤンがクラシックを殺した
  • タイトルID
    :
    266897
  • 電子版発売日
    :
    2014年06月27日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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