フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠

フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠

ビジネス・実用
2,200円 (税込)

11pt

1999年、ミネアポリスの超高級ホテルに米国を代表する加工食品大手の首脳が極秘で会合を開いた。コカ・コーラ、ネスレ、ナビスコ、クラフト・・・。会合の目的は、「肥満や生活習慣病の急増と加工食品」だった。砂糖、塩、油がたっぷりの加工食品が原因になっていることはあきらかで、今のうちに手を打たないと集団訴訟のターゲットになりかねない。
表面上は、「ヘルシー」「ローカロリー」を謳いながら、健康を度外視して売れる商品を作り続けなければならない食品企業の実態と内幕を、ピュリッツァー賞受賞記者ならではのきめ細かい調査取材によって暴くとともに、加工食品の罠からどのように身を守れば良いかを消費者に説く。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これを読むと、加工食品を食べない、と言う生活を心がけようと言う気になるが、実行にはものすごいストイックにいく精神力と、お金が必要なんだな。毎日食べてるパンの成分表示から見る習慣つけなきゃ…

    糖分には至福ポイントがあるが、脂肪にはない。脂肪分が食べ物内にいくら増えても体は降参を言わない。糖分と脂肪には強力な相関関係がある。糖分+脂肪の食べ物でカロリーの大部分は脂肪が担っている。
    料理の味付けにチーズを使うことが増えたことでの飽和脂肪酸摂取量増加は計り知れない。
    フィラデルフィアクリームチーズのinfluencerが糖尿病になってしまった!
    製品作りにメスを入れるより、広告の規制に注力するくだりもあるけど、それだと、問題の根幹から目をそらせているだけ、だから、その活動のほころびとか突かれてうまくいかなくなる、物事、核心に迫らなきゃ解決しないということを見せてくれた。
    糖分を抑えろ脂肪を抑えろというムーブメントが起きるが、その取り締まりのFDAは企業から多額の寄付をもらっているので、強く取り締まれない。
    また、企業も、脂肪、糖分、塩分なしの食品を作ることはできるが、それは「売上0」も意味をする。
    クラフトが「健康に気をかけた商品づくり」を掲げ、外部有識者も含めての活動を立ち上げたのは興味深かったが結局続かなかった。健康と利益追求は両立しない。
    そして企業の言い分は、「求められる物を作る」。糖分、塩、脂肪がたっぷり入った物を食べたいと皆言うじゃない?!

    食品会社のエライ人たちは決して自社商品を口にしない。→ここだよ、なるほどねえ。

    0
    2026年01月15日

    Posted by ブクログ

    健康に関わる食品の世界も消費者ではなく株主の利益第一主義に走っているのだと知り恐ろしくなった。正しい情報と見極め選択する力が必要だと思った。

    0
    2019年06月08日

    Posted by ブクログ

    アメリカっちゅー国はコワイよの~
    なんせ、国民よりも利益の方が需要っていうんだから~

    「SALT」「SUGAR」「FAT」
    この3つを制するものは全てを制す!

    アメリカの食品業界においてこの3つこそが食品の売り上げを決める要素と言っても過言ではないのだとか。

    砂糖の甘みが増せば増すほど脳は快感を感じ
    油は人間の体がリミッターなく求めてしまうもので
    塩は全ての生き物が細胞レベルで要求するもの

    砂糖をもっと入れろ!
    将来大きな消費者になる子供たちの脳に甘さをすり込め
    油をたっぷり使った食品を手軽さをうりにして主婦に売れ
    塩化ナトリウムが問題なら塩化カリウムでごまかせ!

    みたいな国民の健康を無視して利益を追求(いかに売れるか)するメーカーがあまりにも多すぎる。

    「いや~うちは色々守ってますよ。でも消費者さんが食べすぎるんですよね~」
    なんて言い訳する恐ろしさったらない!

    お手軽なインスタント食品や冷凍食品を売り込みたいがために、アメリカで家庭料理を作らなくさせたのはとある食品団体らしい。

    こわ~!食文化が崩壊してるよ!
    って思うんだけど、
    日本でもすでに崩壊しかけてるのかな~?

    人の味覚というのは作られるもの
    子供の頃に甘いジュースやスナック、加工品、お菓子で育った子供たちは自然の甘みや旨みは感じなくなるそう

    自由の国・アメリカが抱える肥満問題や貧困問題
    それらは食文化の崩壊とは全く無関係ってわけじゃないそこには文化を犠牲にしても儲けたいという人々の恐ろしい罠が隠されている。

    0
    2018年09月01日

    Posted by ブクログ

    アメリカのジャーナリストの力強い調査と追求力は
    眼を見張るものがある。渾身の筆圧が感じられる。
    アメリカだからできるのだろうか。
    徹底したインタビュー。
    必要な文献の調査。そして、内部文書まであたる。
    日本では、このようなジャーナリストが
    育たないような気がしてならない。
    なぜなのだろう。

    砂糖、脂肪、塩は 『美味しい』を形づくる。
    どんどん食べさせ、どんどんのませるには 
    どうしたらいいのか?
    それを 食品企業は 徹底した 研究をして
    戦略とマーケティングを行ない
    そして 広告宣伝 によって ターゲットを陥落させる。
    企業の論理は 収益獲得に徹底してこそ 
    はじめて 生き延びるが
    そのことによって ニンゲンを 滅ぼす可能性がある。
    まさに 食においての ジレンマの中にあることを 
    浮き彫りにする。
    この本の題名は、フードトラップよりも 
    フードジレンマと言った方が良さそうだ。

    砂糖、脂肪、塩をめぐって、フードカンパニーの
    追及とジレンマを深く掘り下げる。

    砂糖には『至福ポイント』がある。
    そのポイントを正確に把握することが、
    食品会社にとってのコストダウンとなる。
    子供は 生まれた時から 糖を美味しいと思う。
    3歳から5歳の時に 塩味を覚えるようになる。
    塩味は、後天的な味とも言えるが、際限なく食べてしまう。
    食べ始めたら、とまらないのだ。
    子供は 甘いもの が好きな理由が 明らかになり
    それを どうやって 飼いならすか 
    が食品会社のテーマだった。

    至福ポイントは 点ではなく 点の集まりである。
    『欲しがれ;Crave it』
    欲求を高める商品。
    味 香り 見た目 食感。

    お腹がすくから買うのではない。
    お腹がすく予定があるから、それを想定して買う。
    食品の選択は 偶然が多い。必然的買い物は少ない。
    近くにある 便利さが 欲しいものを買う。

    アメリカでは 朝ごはんが シリアル。
    昼ご飯が 簡単なランチ。それを、どう攻めるか?
    砂糖と塩と脂肪まみれにする。

    結局は、フードカンパニーは、
    健康にいいものをつくろうとするが、
    消費者が 受け入れられないことへの 
    失望と困惑が あるのだ。
    結局 炭酸飲料会社は 
    肥満を生みつづけることになるのだ。
    どうにもとまれない現実に ふかい罠が あるのだ。

    0
    2017年02月06日

    Posted by ブクログ

    塩分、糖分、脂肪分
    日本の食品メーカーも、これと似たり寄ったりのことをしているんだろうなあ。
    日本も、働くお母さんが増え、子供との食事に加工食品が増えたら、肥満や糖尿病の子供が増えるだろうなあ。

    0
    2015年07月08日

    Posted by ブクログ

    新聞の書評から興味を持って。食品の大企業により仕掛けられた、糖分脂肪分塩分の至福の罠。一日の摂取量を大幅に超えたところにある、人々の満足点。引き換えに不健康を得て(与えて)では健康的な物を開発…しても売れず。企業としては利益を得なければいけないゆえ、リバウンドのごとく盛られるこの至福の3アイテム。
    甘いお菓子に手が伸びなくなるほど、ぞっとした内容です。
    料理は苦手ですが、新鮮で安いアイテムの手に入る環境に感謝して、自分でも作れるようにしなくちゃと背を押されました。

    0
    2015年04月10日

    Posted by ブクログ

    食べるものを 売らんが為に、こんな風に作って、売る、組織も会社もサイテー。そういう物を購入しないように 気をつけなくては・・・

    0
    2015年01月14日

    Posted by ブクログ

    「何が欲しいかという人々の言葉に基づいて製品や広告を企画する物は、まったくの馬鹿者だ。」クラフト、ネスレ、ケロッグ、ゼネラル・ミルズ、ナビスコという食品大手企業や穀物メジャーのカーギル、ADM、コカコーラ対ペプシ、マクドナルドを始めとするファーストフードにコンビニのジャンクフード。彼らによって安くて高カロリーで手軽な食品は消費者に届けられる。健康的な食事が讃えられ、肥満や高血圧といった生活習慣病が問題になるというのにどうやって食品会社は売り上げを伸ばしていっているのか。

    この本の原題はそのものずばりSALT,SUGAR,FAT。やめられない、止まらないこの魔力的な力に花を添えるのが色々な規制をかいくぐった広告や包装や商品イメージだ。合成着色料、保存料、異性化糖、精白糖に精白小麦、トランス脂肪酸と言った名前は身体に悪い食べ物として人によっては異常に気をつける。さらには上海の食品会社であった様な消費期限の問題や中国だと成長ホルモンなどもよく話題に上る。それらと同等以上に健康に対して被害があるのに思ったほどには敵視されていないのが「塩、糖分、脂肪」なのだ。

    糖分を摂ると脳の報酬系、いわゆる快感回路を直撃する。最初は糖分により多幸感が得られるのだが依存症化すると糖分を摂取しないことに我慢ができなくなる。ニコチン中毒や薬物依存も同じ報酬系に働きかけているのだ。人間は糖分が多い味を好きだと感じるようにできているが、あるレベルを超えると魅力が減退する=飽きるようになる。この最適な「至福ポイント」を研究し尽くした食品業界の伝説的なコンサルタント、ハワード・モスコウィッツは炭酸飲料は飲まないし、健康に気をつけパンを食べる量も控えめにしている。

    1800年代から1940年までの間朝食用シリアルにほとんど糖分は入っていなかった。コーンフレークを発明したケロッグ博士は砂糖に禁欲的だったのが1949年にポスト社(ゼネラルフーヅ)が砂糖でコーティングしたシリアルを発売すると瞬く間に他者にも拡がり、仕事を持つ母親にとってはシリアルは手間がかからない便利な朝食だった。1975年にアイラ・シャノンという消費者が立ち上がり78種のシリアルの成分を調べたところ1/3は糖分量が10〜25%で1/3は50%近く、最高で71%が糖分だった。このキャンペーンに打撃を受けた食品会社は品名からシュガーを外し、ある程度糖分を抑えはしたが「集中力が増す」「フルーツの香り」と言ったイメージ戦略に切り替え、ヘビーユーザーに狙いを定めて商品を届けている。有名なコカ対ペプシ戦争で一敗地にまみれたコカコーラはダメージを負ったのか?実は両者とも売り上げを伸ばしている。

    脂肪も糖分同様に報酬系に働きかける。しかも糖分と違って脂肪にはこれ以上必要ないというポイントが存在しない。酪農業界が低脂肪乳のキャンペーンに使った手も見事で、元々3%程度の脂肪分を2%や低脂肪と表示していかにも身体にいいイメージを植え付けた。米国人は現在チーズの類いを1人あたり年間15KG食べているがこれは1970年代の3倍にあたり、炭酸飲料でさえこの間の増加は2倍どまりだ。

    15KGのチーズのカロリーは成人一人の1ヶ月分の必要カロリーをまかない、飽和脂肪酸は推奨される年間上限の50%、3.1KGにもなる。チーズは単独の食品としてだけでなく、ピザ、サンドイッチやありとあらゆる加工食品に使われている。クラフトが開発した冷蔵せず何ヶ月も日持ちする工業的に処理(といっても暖めてかき混ぜることなのだが)したチーズは模造チーズやら何やらの食欲を失う名前を退け、「プロセスチーズ」としての地位を確立した。

    脂肪分を減らそうとした消費者が牛乳の消費量を減らしたのに対し、連邦政府は買い取りによる価格維持政策を続け脂肪分を取り除いた牛乳を販売し続けるとともに、大量に余る脂肪分をチーズとして供給した。レーガン政権が牛乳への補助を打ち切ろうとした85年農務省はマーケティングが不得手な牛肉産業と酪農業者に変わり、牛乳100ポンドにつき15セント牛が売買されるたびに1ドルを天引きで徴収しマーケティング費用に充てるプログラムを用意した。牛肉のマーケティング費用は年間8千万ドルを超え、一方で農務省が健康的な食生活をプロモーションするための費用は年間650万ドルだった。しかもこの費用は脂肪だけでなく、塩分や糖分のカットも訴える勝ち目のない戦いだ。

    牛肉の消費を推進するもう一つの武器が悪名高い「ピンクスライム」。元々ペットフードなどの製造に回されていた最大70%と脂肪分の多い肉を遠心分離機にかけ脂肪分を分離させる。そして食肉工場で他のクズ肉と混ぜ合わされ、殺菌のためアンモニア処理をすると出来上がるのがピンクスライムだ。脱脂牛肉の原料として使われるのは解体中に糞便が付着しやすく大腸菌汚染の怖れが他の部位よりも高い。ピンクスライムはさじ加減を間違えると強烈なアンモニア臭か大腸菌のいずれかが残るが1ポンドあたり3セント節約できるのだ。

    塩分はドレッシング、ソース、スープといったありとあらゆる商品に大量に投入されており、低脂肪・低糖食品さえ例外でない。2012年の研究によると赤ちゃんは生まれた時から喜ぶが塩分はそうではなく、塩分を与え続けた子供は大きくなるとより塩分を好むようになる。塩味の好みは後天的に獲得する物なのだ。ハーブやスパイスを使えば塩分を控えめにしてもおいしい商品はできるが一番の違いはコストだ。

    糖分や脂肪にも言えることだが低コストで高カロリーで消費者に好まれる味でしかも原料として安い。これを拒否するのは食品メーカーにとっては売り上げ減と利益減を意味するためそう言う決定はなかなかできない。だからこれまで何かが悪者になるとその成分を減らし、こっそり別の成分を増やしてきたのだ。スナック菓子に含まれる塩分量は増え続けここでもヘビーユーザーに狙いを付けている。不規則な食事習慣をスナックで補う人が増え手軽で高カロリーで塩分たっぷりのスナックやファーストフードが食事の代わりになって行く。

    中国が安いエネルギーを必要としとうとう我慢できなりつつある大気汚染にも関わらず石炭を燃やし続けるようにアメリカの貧しい家庭では食事の手間を省くため安いカロリー源としてファストフードやスナックが食べられ続ける。ネスレのように同じだけの至福感を糖や脂肪や塩分を減らして得られる様な製品の開発を続ける企業もあるが、これまでのところはそう言う取り組みはあまり成功してこなかった。どうやらちゃんとした食事を食べられるということが贅沢なことになってしまっているらしい。

    0
    2014年08月28日

    Posted by ブクログ

    食品は売れるものを作ろうと思うとどうしても依存性のあるもの開発しないといけないというジレンマがある。
    その中で、食品会社に勤めている人は商品に対してどのように誇りを持っているのだろうか?と否定するつもりはないのだが、気になったりはします。
    加工食品の方が安いので、フィリピンでもみんな加工食品ばかり食べるようになって太っている人が増えているのでは?と思います。
    その反動して、フィリピン政府は砂糖税などを増やしているような印象。

    0
    2019年11月16日

    Posted by ブクログ

    膨大な取材と食料品の研究内容、肥満に関するデータから語られている、ドキュメンタリー作品。ある一面を見れば、タイトル通り至福の罠であり、その罠と半分認識しつつやめられない消費者とのリアルな関係を垣間見える一冊。

    0
    2019年06月12日

フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める ビジネス・経済

ビジネス・経済 ランキング

作者のこれもおすすめ

フードトラップ に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す