青い月のバラード(小学館文庫)

青い月のバラード(小学館文庫)

小説・文芸
539円 (税込)

2pt

4.3

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2003年の単行本発売以来、10刷を数えるベストセラーとなった同書待望の電子化。2002年にガンで先立たれたご主人=学生運動のリーダーだった藤本敏夫さんと獄中結婚を果たし、離婚の危機を乗り越えた夫婦愛、ガンとの闘いから死別までを赤裸々に綴る。孤独から立ち直り、今も心に生きる夫と共に新たな出発を決意する感動の書。著者の加藤登紀子さんは、国民的歌手であるとともに詩人・思想家であり、多くの著書をなした時代の語り部でもある。そのメッセージは、人々の心を揺さぶり、時代の貴重な記録としても長く読みつづけられるべきものである。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    小学館
  • 掲載誌・レーベル
    :
    小学館文庫
  • タイトル
    :
    青い月のバラード(小学館文庫)
  • タイトルID
    :
    262200
  • ページ数
    :
    240ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年05月16日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    31MB

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青い月のバラード(小学館文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    あの小柄な身体には激動が詰まってる。
    だから、お登紀さんの歌声はあんなにも胸を打つ。

    事実は小説より奇なり、とはよく聞くけども。
    ぼんやりと聞いたことはあったお登紀さんとご主人の出逢いは、本書ではっきりと知るに及び、なんだか作り物のお話を読んでいるみたいに運命的で、情熱的で、けれど不安定で、孤独が押し寄せるものだった。
    学生運動の中心的人物だったご主人は、きっとカリスマだったのだろうなあ、と思う。
    私は、学生運動の勢いも意義も目指したものも、その熱をも知らない。
    けれど、当時学生たちがあれほどの行動を起こすには、やっぱり強い求心力がなければ始まらなかったんじゃないかと、想像する。
    凡人が先頭に立つよりも、凡人は後方に回りカリスマを立たせた方が力は膨れ上がる。
    「学生運動」は知らなくても「カリスマ」を傍で見ていた私には、それは容易に目に浮かぶ。
    そんなカリスマ性にお登紀さんも惹き込まれていったのかもしれないなあ、と思ってみる。

    覚悟と情熱の人だ。
    年代から考えて、名の売れている人が未婚で妊娠、かつ獄中結婚だなんて、想像しただけで気が遠くなる。
    いつ捕まるかと不安に過ごし、逮捕された後はいつ逢えるかとまた不安に過ごし、1人で産むことを決意した後もどれだけ不安で毎日いたんだろか。
    今の自分がそんな状況に置かれたら。考えが及ぶはずもない。

    山を越え谷を越え時は流れて、避けて通れない永訣がやってくる。
    もうこの部分は・・・個人的実体験を重ねずにはいられなくて、初めて本でボロ泣きした。
    拭っても拭っても視界がぼやけてうまく字を終えなかったけれども、それでも読み続けた。
    闘い、受け入れ、やがて永遠の沈黙。
    「あなた、素敵だったわよ!」
    そう言葉にできた、お登紀さんこそ素敵だと思った。
    私が最期に交わした言葉は、一体何だったろう。

    命を手放した瞬間、愛はとめどなく溢れ出す。
    悲しくても、寂しくても、それでも生きているんだから、前へ踏み出していく。
    お登紀さんはご主人への愛を書き綴ると同時に、なんだか読み手に力を与えてくれているようでもあった。
    読後、「生きなければ!」と思った。
    ただ漫然と生きるのではなく、濃く、力強く、情熱を胸に灯して。
    きっとできるんじゃないか、そんなふうに。

    そして、できれば同タイトルの曲「青い月のバラード」も聴いてみてほしい。
    本書を読む前と読んだ後とでは、胸に迫ってくるものがきっと違うんではないかと。
    私は懲りずにまたボロ泣き(笑)
    ついでに「花筐」も一緒に聴いて、台所の片隅でこっそりオイオイと泣いた。

    あの小柄な身体には、強さと限りない愛情が詰まってる。
    だから、お登紀さんの歌声はこんなにも胸を打つ。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    加藤登紀子さんの物語。獄中結婚をした夫、藤本敏夫との日々を振り返っておられます。全共闘時代での出会い、入獄、結婚、運動の挫折、鴨川での日々(自然農法ほか)、そして夫の闘病生活、早い別れが、お登紀さんの芸能活動とパラレルに描かれております。一つの時代の物語なのかもしれません、★三つであります。(お登紀さんの著作には、その後の日々を描いた続編もあるようです)

    0
    2023年02月26日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    声には人の人生が出ると思う。激動期に生きた男と女の半生。
    「学生運動」という、命と情熱をかけた行動。同じ時代を生きた北方謙三氏の「友よ、あれは幻の旗だったのか」を読んだ。小池真理子氏のエッセイも読んだ。
    が、おトキさんや旦那さんのような「ほとばしる情熱」をビリビリと感じたのは、始めてだ。

    時に涙し、時に勇気をくれるおトキさんの歌声。その裏側にある「ものがたり」を知った今、その歌声に、より一層酔いしれる。

    0
    2014年04月09日

青い月のバラード(小学館文庫) の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    小学館
  • 掲載誌・レーベル
    :
    小学館文庫
  • タイトル
    :
    青い月のバラード(小学館文庫)
  • タイトルID
    :
    262200
  • ページ数
    :
    240ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年05月16日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    31MB

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  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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