河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙

河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙

作者名 :
通常価格 825円 (750円+税)
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作品内容

あの日――2011年3月11日、仙台に本社を置く東北地方のブロック紙・河北新報は壊滅的な被害を受けました。沿岸の支局は津波にのまれ、安否不明の記者や販売店関係者が続出。本社のコンピューターが倒れて紙面制作の機能を失い、休刊の危機に瀕します。しかし現場は、「それでも新聞をつくる!」という気概を失いませんでした。極限の状況下で、彼らは何を考え、どう行動したのか? 新聞人たちの凄絶な闘いの記録が本書です。被災者に寄り添った紙面づくりが胸に迫ります。あの日を忘れないためにも、長く読み継がれるべき書です。

ジャンル
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春文庫
電子版発売日
2014年04月11日
紙の本の発売
2014年03月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
10MB

書店員のおすすめ

当時、私は都内某所のビル18階におりました。大きく長い揺れ、徒歩で数時間かけて帰宅したこと、実家や友達となかなか連絡が取れなかったこと、その後、流通マヒにより業務が大混乱になったこと…冒頭のシーンで記憶が蘇ります。きっと一生忘れられないでしょう。
この作品は、現地の有力新聞「河北新報」が百年以上続いた「無休刊」を守りぬいた激闘の記録です。1日1日の記者・スタッフ・被災者の様々な困難・葛藤を振り返り、その結晶として章末に翌日の紙面が来る構成となっており、紙面を見ると自然と泣けてきます。想像を絶する被害状況をセンセーショナルに伝える全国紙とは一線を画した「被災者目線」で伝えていく。その結果、地方紙としての存在意義を見出していく。ただ感動した、では終われません。

河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙 のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2015年03月25日

    読んでいて、何度も涙が出てくるのを必死にこらえた。
    自室で読んでいたら、それこそどうなっていたのか
    わからない。
    「大震災」後の3月28日にやっと故郷の宮城に
    入ることが出来て、そして、そこで目にした
    「光景」は一生忘れないだろう。

    今でも、「自分に出来ることは何か」を模索しながら
    生きている。

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    Posted by ブクログ 2015年03月19日

    東北の新聞社の震災後における初動を描いた記録。

    初動において、安否確認をして、情報収集をして、それを発信する――というプロセスは、国交省や自衛隊等の対応機関に類似していると思った。
    じっさい、新潟日報との協定だとか、それを踏まえたデータ送受信訓練を一か月前に実施していたことだとかは、先日国交省の東...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年07月16日

    仙台に本社を置く河北新報は、東日本大震災で壊滅的な被害を蒙った。沿岸の支局は津波に呑まれ、安否不明の記者も続出。本社のコンピューターが倒れ、紙面制作の機能を失う。「それでも新聞をつくらなければならない!」この絶対命題を前に、彼らは何を思いどう行動したのか。“新聞人”たちの凄絶な闘いの記録。
    単行本発...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年05月19日

    先ず、震災当時の悲惨な映像が思い出され涙した。
    次に、被災者に情報を届けようとする河北新報社社員たちの努力と葛藤に目頭を熱くした。
    そして、地元住民に寄り添う地方新聞社の大切さに気付いた。

    私たちは、多くの情報から自ら判断し行動している。情報が突然に絶たれたなら、私たちは自らの立ち位置すら見失い身...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年03月30日

    一昨年、ロンドンオリンピック終了後に半ば観光気分で訪れた東北。当時は震災から1年6ヶ月が過ぎ、震災関連の情報はほぼ全く報道されなくなっていたので、そこそこ復興しているものとばかり思っていましたが、現地に着いてみると復興などとはほど遠く、ガレキや潰れた車などの鉄材がそこかしこに残り、何もない荒野や鉄骨...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年03月28日

    震災の時は東京にいた私ですが、生後2ヶ月の息子と初めての育児に追われる中で、かなり情緒不安定になっていました。この本を手に取ったということは、あの時、被災地はどうだったのか、今やっと落ち着いて読めるところまできたと言うことなんだと思います。
    やはり、心の奥底にある不安定なところにダイレクトに訴えかけ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年03月23日

    近年、新聞社をとりまく環境はとかく厳しい。ジャーナリズムが劣化したとの声が聞かれ、じっさい、販売部数の減少には歯止めがかかっていない。しかし、いざとなったときに頼れるのは、やはり新聞なのではないか。本作を読んで、その想いをいっそう強くした。まず、新聞社自身が被災者なのである。被災者の心に真に響いてく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年03月18日

    「河北」という名称に、そんな信念がこもっていたとは。

    震災下の未曾有の状況で、休むことなく取材活動を行い新聞を発行し続ける誇りと葛藤。

    ヘリでの取材中に救助を求める被災者を発見したものの、何もできない無力感に苛まれる記者たち。

    先日読んだ石巻日日新聞の本では、休むことなく「印刷した」新聞の発行...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年03月08日

    あの東日本大震災当日にも号外を発行し、翌日以降も休刊することなく、情報を発信し続けた地方新聞社の壮絶なドキュメント。何としてでも新聞を届けようと全社一丸となって困難に立ち向かう姿が仔細に描かれている。

    紙面を作るために奔走する記者たち、沿岸部支局から届けられる手書きの記事をリレーする記者たち、どう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月25日

    震災時の報道資料。いわば新聞社のBCPに関する実録であり、大変勉強になった。街がなくなったと書く記者の心情には、心動かされた。

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