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「問題は少年非行ではなく高齢者犯罪」「死刑に犯罪抑止効果はなく、かえって暴力を促進する」など、さまざまな“犯罪神話”を解体し、科学的な犯罪対策・刑事政策を提案する。
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Posted by ブクログ
2009年と少し前の書籍であるためデータは古いが、拘禁刑が違うだけで、社会は今と何も変わっていないなと思った。タイトルとは少しギャップがあるくるい、米国等の哲学や理論も交えて学術的に綴られる。刑事政策や犯罪学の入門書としても◯(少し前である前提で)
『罪を犯した人を排除しないイタリアの挑戦』を読み、 浜井先生の研究分野にとても興味を持った一人です。 上記の本でも触れられている日本の問題点について、 さらに詳しくたくさんのデータを元にまとめられている。 犯罪理論も明瞭に説明されていて非常に分かりやすい。 また、法律家自体の人材についても言及し...続きを読むており、 法科大学院での教育内容に警鐘を鳴らしているのが とても興味深かった(自分も当事者だったので)。 2016.11.9
[ 内容 ] おかしいぞ日本の司法と犯罪対策。 さまざまな“犯罪神話”を解体し、事実に即した犯罪対策・刑事政策を提案する。 [ 目次 ] 第1編 犯罪と犯罪予防(減る少年犯罪、増える高齢者の犯罪 間違いだらけの犯罪対策 エビデンスに基づいた犯罪対策-キャンベル共同計画) 第2編 刑事政策(刑罰)(...続きを読むすべては検察官のさじ加減ひとつ 人はなぜ犯罪を犯すのか-犯罪理論について 法律と科学 ポピュリズムと厳罰化 貧困と犯罪 「刑務所太郎」はなぜ生まれるのか?) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
自分のイメージと随分、差がある事に驚いた。それだけでも価値のある本でした。 刑務所が最後のセーフティーネットの役割 ホームレスは自己責任と思う人の割合の高さ(2010年現在もそうなのかな?) 孤独と貧困が犯罪の温床(犯罪に限らず自殺、うつ病もでは?) 社会保障の手厚い国ほど寛容な人の割合が高い(これ...続きを読むを維持するには国の経済成長が前提では?) スケアード・ストレイト(反面教師)は再犯を促進する。不安を喚起するだけで解決方法をしめさないため、逆に悪い見本を他に良い対象がない為に模倣してしまった可能性が考えられる。
タイトルに1本釣りされて(この文章を書くのは何回目だろうか・・・・・・)読んでみた1冊。 てっきりタイトル通り、2円で刑務所にいれられてしまって5億で執行猶予っていう他人の不幸話だと勘違いしていた。だが実際は犯罪学をテーマにしたお堅い本であった。目次を見て、読むのをやめようとすら思ったくらいだ。 ...続きを読むだが、1つのテーマを読み進めていくうちに本書に対するイメージがすっかり変わった。著者の主張を伝えるために統計や引用がうまく使われているし、話のつかみにしているネタも万人の興味を引くものがチョイスされている。これはレポート作成にも活用できるではなかろうか。 食わず嫌いはよくないね、と改めて感じたのであった。
今問題なのは少年非行ではなく高齢者犯罪。 「昔はよかった」は大ウソ。 街灯を明るくすると犯罪が減る。 徴兵制や新兵訓練は非行を抑止しない。 犯罪の認知件数と刑務所人口には因果関係がない。 刑務所に入るかどうかは犯罪の重大性と関係ない。 裁判で真実は明らかにならない。 人が更生するために必要なものは?
タイトルのセンスが抜群 まず、タイトルから面白裁判事例を期待して読み始めましたが客観的な視点から統計や研究から鋭く切り込んでいて読み応えがありました。 筆者の慎重な語り口からはその道に精通する立場ならではの誠実さが感じられます。 裁判に関して漠然と白黒はっきりさせるイメージでしたが "裁...続きを読む判は法的な判断をする場所であり、科学的な視点で真実を究明する場ではない"となるほどそうかと納得しました。 期待想像とは違うものでしたが、それを上回って読んで良かったと感じる一冊でした。
内容は著者のこれまでの著書のエッセンスを凝縮したものなので、それらをすでに読んでる人には既知の情報や内容である。 それでも、犯罪に関する間違った常識や神話を批判していく地道な作業は必要だし、それを続ける著者に感心します。 犯罪に関する情報をニュースなどの限られた情報源からしか得ていない人には是非読...続きを読むんでほしい本です。 個人的には「法律と科学」(p148〜p168)で述べられている法律家の論理的思考だけではなく、そこに確率的思考で事件を科学的に分析する必要があるという指摘は、(言われてみれば当然なのだが)参考になった。
先輩に勧められて。 犯罪を取り巻く色々について、やさしく真実が書かれています。 犯罪について考える上で、知っておいたほうが良いことがたくさん。 刑事裁判や刑務所について、知ったような気分でいますが、考えてみれば実際に見たことはないんですよね。 (大学時代の宿題で、裁判見にいけってのはあったけど、...続きを読むものの5分で終わるような裁判だった。) 私たちのイメージは、マスコミによって作られたものだということを自覚しなければなりません。 そして、裁判でどのような人が実刑判決をうけるのか。 やっぱり人間は感情の生き物だから、表現力の高い人は実刑判決が下りにくい。まぁそうだよなぁ。 (ネタバレ)ちゃんとした身元引き受け人がいて、裁判がうまければ、5億でも執行猶予に。逆に、身元引き受け人がいなくて、話すのもうまくなれば、2円でも実刑判決が下る。 そういった現実について、あまり知る機会がないので、とても勉強になりました。
「ある刑罰が残虐であるかどうかの判断は国民感情によって定まる問題である」 そして国民感情は、マスコミによる影響を強く受けている。 治安はほんとうに悪化しているのか、 少年犯罪はほんとうに増加しているのか、 その再犯防止策は功を奏しているのか、 などなど、テレビを見ていて不安に思うことに対して、デ...続きを読むータをもとにわかりやすく示されています。 なぜマスコミがそのように報道するのかにも言及されています。 さらに、法律家の役割についても自分の中の誤解に気付かされました。 犯罪について、犯罪者について、再犯について、法廷で扱われることについて、興味のある方におすすめです。
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2円で刑務所、5億で執行猶予
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浜井浩一
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