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「イノベーションを成功させるために何をすべきか」を明らかにするのが本書の狙いです。著者は元ホンダの技術者で、周囲に反対されながら16年間にも及ぶ技術開発を続け、日本初のエアバッグの商品化を実現させました。
ホンダには、イノベーションを成功に導くための企業文化と仕掛けがあり、「ワイガヤ」「三現主義」「ホンダフィロソフィー」などがよく知られていますが、それを単純に解説するだけでは「成功のためにすべきこと」を明らかにできません。本書は、ホンダの開発現場を知り尽くした著者が、こうした企業文化や仕掛けの内容だけにとどまらず、実際の技術開発プロジェクトの最前線で、それらがどう作用し、その結果、いかにしてイノベーションを加速させているかを徹底的に追求することで、ホンダのイノベーションの神髄を明らかにしていきます。
あたかもホンダの技術開発に立ち会うような臨場感。自分の意見をはっきりさせないで上司に頼ると「俺が死ねといったなら、おまえは死ぬのか」と叱咤され、落ち込んだ時には「キミには500億円の価値がある」と持ち上げられる。そして、「ああ、2階に上げられて、はしごを外された」とぼう然とたたずむ技術者がいる。まるで挑戦者たちの息遣いが聞こえてくるようです。
本書は、『日経ものづくり』誌で読者から圧倒的な支持を受けた連載を基にしたもの。一部を日本経済新聞電子版に連載し、こちらでも大人気に。待望の書籍化です。
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Posted by ブクログ
本田技術研究所にて16年間におよぶ研究開発の末、エアバックの量産、市販に成功した小林三郎氏の日経ものづくりのホンダイノベーション魂のまとめ。いわゆるイノベーション本とは異なる実地に即した内容、大和言葉で書かれた内容で分かり易い。理念・哲学なき行動(技術)は凶器であり、行動(技術)なき理念は無価値である(本田宗一郎)の言葉が刺さる。以下メモ。(1)企業の業務は執行(オペレーション)と創造(イノベーション)。業務のうち、執行は95%。データ分析と論理思考で積み上げて改良改善を積み重ねる。創造は5%。全く新しい技術や商品をゼロからポンと飛び越える絶対価値をつくる。イノベーションにかける経営資源は絶対にゼロにしてはいけない(3)創造を成功させるのはコンセプト。コンセプトとはお客様の価値に基づきユニークな価値でとらえたモノ事の本質。理屈を超えたもの。立ち返るもの。つつましやかがsmallと訳されてしまう様に、大和言葉で語るべし。(3)モノ事の本質は信念、意志、熱気、ワクワクした気持ち、カオスなどが融合した想い(4)話している人は伝えたい事の80%しか伝えられず、聞き手もまた80%しか理解できない(80%×80%=64%)。ゆえに言葉に関する感度を高め、自分がこう考えるを研ぎ澄ますことが大事。
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