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中学選抜選手権で優勝した男は、年齢制限のため26歳にしてプロ棋士の夢を断たれた。将棋と縁を切った彼は、いかにして絶望から這い上がり、将棋を再開したか。アマ名人戦優勝など活躍後、彼を支えた人たちと一緒に将棋界に起こした奇跡。生い立ちから決戦まで秘話満載。(講談社文庫)
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「泣き虫しょったんの奇跡」
2018年9月7日公開 出演:松田龍平、野田洋次郎、永山絢斗
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Posted by ブクログ
プロ棋士になるための奨励会に入ったが年齢制限のために退会することになり、会社員として働いていた瀬川晶司さんが失意から夢を取り戻し、プロ編入試験に合格するまでのお話。 当時プロ編入試験で棋士になったのは、1944年に特例で受けられた花村元司九段しかいなかった。 制度化もされておらず、奨励会で三段リー...続きを読むグを勝ち残った人だけがなれる世界だったんだけど、年齢制限という大きな壁があり今までも沢山のドラマが生まれてきた世界。 この本にも三段リーグだけではなく、色んなドラマがあって何回か涙ぐんでしまう場面だったり、「えっ⁉︎」って思わず声を出してしまうシーンもあった。 そして、何より夢を追いかけていく姿に感動。 私でも知ってるような有名な棋士の方たちが沢山出てきて、その方たちのエピソードも面白かった。 将棋を知らない人でも十分楽しめると思うし、他の将棋の本もまた読みたくなったよ。
大好きな豊田利晃が捕まって、私は見よう見ようと思っていたしょったんの映画を見ていなくて、まだ見れそうにないので買ってみた。これが豊田利晃が惚れ込んだだけあって面白い。こんな映画の脚本のような実話があるのか。物語の動きもさることながら、どのように書かれたのか分からないが、始めから終わりまで瑞々しく爽や...続きを読むかで素直に読める素晴らしい文体。感服した。しかしまあ挫折を描いてはいるのだが、生まれ育ちから周りの環境にはものすごく恵まれていると言えるだろう。それでもこれだけ苦労する。これだけ恵まれてないとドラマにならないということなのだなあとは思う。
サラリーマンからプロ棋士になった瀬川プロの人生が描かれている。 感動する場面が多く、読んで良かったと思える小説。 奨励会を題材にした『将棋の子』とも通ずるところがあり、良かった。 父の「やりたいことをやれ。すきなことだから、苦労にも耐えられるんだ」という言葉には、周りに流さればかりの自分はハッとさせ...続きを読むられた。
フィクションかと思ったらノンフィクションでした。 それくらいドラマティックな展開。 「好きなことを仕事にする」 好きなことを仕事にするからといって楽しいことばっかりではなくて、苦しいこと・辛いことがたくさんある。 好きなことが嫌いになりそうになる。 夢を叶えた人の現実は、希望を与えるのか奪うの...続きを読むか楽しみに拝読ください。
本書は、先月公開された映画の原作でもある、現役プロ棋士の瀬川五段による自伝です。 中学生棋士誕生で注目される将棋界。プロになるには奨励会という年齢制限もある狭き門を突破しなければならない。その過酷さはあまり知られていません。 「勉強も運動も冴えなかった僕」が、挫折し、もがき苦しみながら好きな道を...続きを読む進み、恩師や仲間の大きな後押しを受け、将棋界を動かした嘘のような実話です。
26歳までに奨励会で4段にならないとプロの道が閉ざされる将棋界。一度はあきらめた棋士になる夢を、35歳にしてかなえた瀬川さんの奇跡の物語。 彼を支えた両親、友人、恩師とのエピソードなど、実話とは思えない感動のストーリーです。それに、瀬川さんの文章は棋士とは思えないほど、うますぎ!今年の80冊目にして...続きを読む、最高の1冊です。
私は将棋好きが高じこの本に辿り着いた 瀬川さんの静かな闘争心を文章から感じ取る事が出来て見方が変わった 挫折を繰り返してそれでも頑張っている人達に是非読んでほしい 私は将棋好きなので奨励会のシステムや空気などが入り込んできやすかった しかし心配はいらない瀬川さんの文章力は凄い 将棋を知らない人にも薦...続きを読むめたい一冊である
すごく読みやすくて一気に読めました。 飾り気ない言葉で書かれているので 素直な気持ちで読むことができました。 最初にタオルケットを手放さなかった 子供時代のエピソードが出てきましたが 自分もそうだったので親近感が湧きました。 これからの活躍に期待したいと思います。
この本は、今は無き「たなぞう」の感想から知り、読んでみたいと思った本であった。 読み終えてこの満足感。ノンフィクションで久しぶりに心がぐぐっと動かされました。 プロ棋士を目指していた瀬川晶司さんの半生。 いったんは奨励会を退会したものの、紆余曲折を経てプロ棋士になることができた過程が書かれている。 ...続きを読む生い立ちを読むだけでもすでに面白い。 さらにその時々で出会い、人生を左右することなった人たちの話に感動があふれてくる。 小学校の恩師の言葉、教え子を見つめ導くやさしさに泣けて泣けてじんとした。 将棋センターの今野さん、ライバル渡辺健弥くん、お父さんの言葉、奨励会の仲間たち。淡々と回想するかたちでかかれているけれど、瀬川さんの文章にそれぞれの人を思い感謝の気持ちでいるのが表れているように思う。 夢への思い、一途な気持ちが瑞々しい。瀬川ファンになった。 プロ棋士になるための奨励会に年齢制限があることは知っていた。 そのため不本意にも退会していく者たちがいること、いかに狭き門であるか。 挫折し、遅れて入った大学、アルバイト、そして就職。 サラリーマンとして生活しながらアマ名人となり、そしてプロへの夢をかなえた。 人生半ばにして経験しているこのドラマチックさが驚きだ。 まさにめったにない奇跡に出会えた喜びに立ち会えたような気持ちになった。 この感動を味わいプロ編入試験合格おめでとう!と思ったあとにも第5章、いまだからいえること、第6章、解説。 思わずうなってしまう沢山のエピソード満載で、この本に出会えて本当に良かった。
単行本と合わせていったい何回読んだことか。おそらく十回は超えてる。読むたびに涙が出る。大事な大事な一冊。 瀬川さんが、異例のプロ編入試験将棋に合格してプロ棋士になったことは、当時かなり話題になった。この本はそこに至る経緯を述べたものであるけれど、ノンフィクションとして非常に面白いということをはるか...続きを読むに超えて、彼と周囲を取り巻く人たちの生き方に深い感動を覚えずにはいられない。 最初に語られる小学校時代の恩師(という言葉がこれほど似合う人もいないだろう)のエピソードに私はいつもまず泣かされる。試験将棋の初戦に負け、内心深刻な危機に陥っていたセガショーに届くドラえもんの葉書。そこにある短い言葉の何と温かく深いことか。本作を読んで以来、それは私のお守りの言葉となった。 瀬川さんのご両親、将棋センターの今野さん、兄と慕った小野さん…、他にも瀬川さんの周囲には芯の通った大人達がいて、その群像が読みどころでもある。著者の人間観察力の確かさ、洞察力の深さをしみじみ感じる。 文庫版解説で大崎善生さんが次のように書かれている。 「まるで青春小説を読み終えたかのような鮮やかな余韻は、全編に漂うトーンが成功者の物語ではなく、やはりどうしてもぬぐうことのできない挫折感に支配されているからなのかと思う」 これを読んで、なぜこれほど自分が深く心を揺さぶられるのかわかった気がした。そうなのだ。消えることのない挫折感があるからこそ、「今」の重みがある。一度はプロへの道を断たれたセガショーの絶望に心寄せるゆえ、結末が心にしみる。 瀬川さんが、急死したお父さんの眠る墓前に、試験将棋合格を報告するときの言葉がとてもいい。 「好きな道を進むのは大変だったよ。でも、がんばってみて本当に良かった」 気負いのないサラリとした言い方に人柄がにじむ気がする。 この文庫版が出ているのは息子が教えてくれた。彼はあまり本を読まないのだが、気に入ったものはじっくり徹底的に読み倒す(その点、多読速読の私や娘とは全く違うスタイルで、こういう読み方もあるのかと驚く)。本書は数少ない彼のお気に入りの一つで、細かいエピソードや人名に至るまで実によく覚えている。プロになった後のしょったんの様子もずっとネットで追いかけていて、時々教えてくれる。ご多分に漏れず不機嫌な思春期真っ最中の息子だが、しょったんの話をするときは子どもの顔だ。
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