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石原慎太郎氏推薦! 「『日中友好』の誤りをこれほど完全に証明した一書を私は知らない」世の中に日中関係を論じた書物は数多ある。しかし本書が唯一無二を誇るのは、一つの知見や時代に捉われることなく、政治・経済・歴史の知識を総動員したうえで、これまで誰も論じてこなかった「ある法則」を見出したことだ。その法則は「『日中友好』を進めれば日本経済も、日中関係も安泰だ」という日本人の「常識」を完全に覆す。それは「中国となるべく距離を置き、関係が希薄であったときのほうが日本は繁栄し、日中外交にも揉めごとが起きない」という驚愕すべきものだ。著者はまず、日中関係史が始まった2000年前まで時代を溯り、煬帝を激怒させた聖徳太子の決断から「赤い夕日の満洲」がもたらした破滅、民主党政権の失敗と第二次安倍政権の成功までを一気に概観し、その法則性を完全証明していく。それは圧巻というほかない。そのうえで現在の中国をみれば、経済成長の鈍化を覆い隠すように習近平政権はウルトラ・ナショナリズムに走っている。ならば2000年の歴史から何を学び、いかに「中国抜き」の国家戦略を構築するべきか。「誰よりも中国を知る男」が著したかつてない日中関係論。
...続きを読むPosted by ブクログ 2015年11月03日
■政ノ要ハ軍事ナリ
・国内の国防体制をより強固なものにするためには当然軍事を司る中央政府の下に人民の力を結集させる必要が生じる
・そのための早道は人民と土地を一元的に支配する中央集権制,即ち中国式の律令制の実施
・税収を中央政府に集め,人民に兵役を課す
■律令制の導入は結果的に日本の国力の増大...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月31日
日本と中国の最も相応しい関係は、「敬遠」である。敬いながら遠ざけるという距離感がお互いの国にとって最良である。石氏のこの指摘には思わず納得してしまった。
石氏の指摘は、感情的でもなく、偏狭なナショナリズムに由来するものでもなく、日本と中国の過去2000年に及ぶ歴史を冷静に検証した結果であり、説得力...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月27日
日本は中国と深く絡まないほうがいいんです、過去も実際そうでした的な。聖徳太子や平家、鎌倉幕府と室町幕府と江戸幕府、明治から大正昭和初期と戦後と例を挙げられると確かにそう。特に利も理も少ない満洲にしがみついて全てを失った日本。
国交正常化以降の日本の対中外交のお粗末さ、中国経済が抱えている爆弾、それを...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月24日
聖徳太子以後、中国と距離を置いているときの方が日本は繁栄しているという着眼点。
そう言われるとそういう視点もあるのか、となかなかに面白く読めました。
ただ、結果としてそうなっただけかもしれず明確な因果関係があるわけでもない。
距離を置く、という理由だけで結論づけるのは少し乱暴にも思えるが、1つの見...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月13日
特に因果関係は示されていないが、確かに著者の言うように、中国との関係が薄れた時期には我が国はうまく行っているように見える。というより、中国に深入りすると、大抵は悲惨な目に合うということか。
出版から約2年が経ち、情勢分析が必ずしも当たらない部分もあるが、概ね著者が示唆する通りの経緯となっていること...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年07月27日
中国人は、比較的、ゲン担ぎや風水を重んじる民族だ。この著者、石平も当にその性質を引き継ぐ中国人だ。「中国に近づけば、日本に災いが及ぶ」。歴史を関連付ければ、日本の歴史は斯様に言えるのかも知れない。しかし、ここには因果関係も相関関係も読み解こうとする意思を感じない。この論理的連関性を説明せずに、二者を...続きを読む
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