Posted by ブクログ
2014年05月09日
剣戟が火花を発してぶつかる音が聞こえ、幻獣が飛び出してくるような迫力に満ちた絵柄や、息を気付かぬうちに止めてしまうほど、緊迫感と興奮が満ちたストーリーなどの判りやすい理由を挙げずとも、魅力が極太な少年漫画
週刊少年サンデーの雄、藤田和日郎先生の歴代作品と肩を並べられるだけの、気迫と熱意が充実しており...続きを読む、私独自の尺度で『本物』扱いしたい
いつもならば、推敲はしつつも、思う存分、ガッツリとした量のレビューを書くんだけど、この作品のような『本物』は、自分の拙いレビューで「読んでみよう」って人が減ったら、どうしよう、と不安になって、どうしても、緊張する
真の男の生き様、家族愛、強い存在に対して戦いを挑む意味、を考えたくなる一冊でした
ホント、単純に「凄い」の一言に尽きてます。ぶっちゃけ、これまで読んできた少年漫画は少年漫画じゃなかったのか、とショックを受けるほどです
少年漫画を読むのに性別は関係ない、そう思ってはいますが、この『闘獣士 ベスティアリウス』は男を磨くための少年漫画です