カエクスの巫女 天青国方神伝

高里椎奈

元士官候補生にして、現在、天青国のお尋ね者の少年イオンと、英雄の祖父を持つアルは、新たな邪神と出逢うため、アウラ族を訪ねる。だが、街の人々は天青国の正規軍に連れ去られたあとだった……! 一方、リッカは天青国王を暗殺するため、王城に忍び込むが思わぬ邪魔が入り……!? 三人の数奇な運命は、ときに交わり、ときにぶつかりながら、天青国を思わぬ方向に導いていく! 大人気ファンタジー第三弾!

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: SF・ファンタジー / ファンタジー（国内）
• 出版社: 講談社
• 掲載誌・レーベル: 講談社ノベルス
• シリーズ: 天青国方神伝シリーズ
• ページ数: 272ページ
• 電子版発売日: 2014年01月24日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[ブクログ · ★★★★★]

それぞれがそれぞれの進むべき道を見定めた感じです。
懐かしい人物も登場し、まるで旧友と再会したような気持ちになりました。

邪神と天青国、各民族。
何が正しくて、何がそうでないのか。
人の信念、考え、視点、立場によってそれは様々なのだと改めて思いました。


イオンとアルフレドの掛け合いに良いコンビだな、と笑いつつ。
そんなイオンと、ツンツンなグラウベルの兄貴分なアルフレドが微笑ましく。
また、好き勝手動き回ってくれる蜥蜴くん、ジェイドがかわいかったり。

白い鷲を手懐けるユリウスも気になります。

イグニス族で気になったのはセレンです。
ツンツンしている彼女の真意を知った時、彼女が愛しくなりました。
イグニス族・火の邪神を抱えるセシルにとって、この先もセレンが良き理解者であることを願っています。

[ブクログ · ★★★★☆]

それぞれの決意が固まり、第一部完ってところかな。大人になった、前シリーズの人たちも絡んできて、今後どうなるか楽しみ。もう少し間隔が短く刊行してくれるとうれしいな。

[ブクログ · ★★★☆☆]

話が進み、登場人物たちの道が分かれていく。
が、物語の感想はすべてフェンに持っていかれた。
フェンネル大陸シリーズの後に何があったんだ！？