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Posted by ブクログ
迫り来る百合。宮下雪乃、18歳。三流アイドルとしてデビューし、上京したが、夢破れ帰郷。地元の人々のいやらしい目に耐えきれず自主退学し、ふたたび上京。事務所のマネージャーとして糊口をしのぐ生活のなか、コインランドリーで岩井節子と出会う。元ミュージシャンという自分と似た境遇を持つ節子に、共感を抱き、ついには・・・いわゆる百合マンガであるが、女子同士が乳繰り合っているだけの凡百の百合マンガとは一線を画する出来。金字塔と言っていい。まず、感情の移り変わりの表現や台詞回しという、文学的な素養が高いというのが前提にある。百合でマトモなマンガをかこうと思えば、これはあるいみ必要不可欠な条件である。その上でスゴイと思ったのは主に三点。1、(おそらく)女性が描いているヤオイマンガを描いている作家の多くが女性であるように、百合マンガも基本的には一部の男の性欲のはけ口として、男に描かれることが多い。だがこの作品は、乳首の描き方なんかを見てもわかるが、女性の作家が描いている。そのおかげで、ヒロインの性に対する好奇心がリアルだし、性行為の描写もしつこすぎずあっさりしすぎず、という、何か心得ているいい塩梅になっている。2、コマ割の迫力最初の性行為の場面のコマ割りと構図はすごい。実際に自分が迫られているかのように錯覚するような迫力である。あの細いあっさりとした描線であの臨場感はすごい。3、ストーリーテリング「映画とは省略の技術である」とは誰の弁だか忘れたが、この著者の秋山はるという作家は、ものすごく省略がうまい。結構サックリと話が展開していくのに、すごく丁寧に描いているように感じられる。際立っているのが2巻の終わりから3巻のはじめにかけての場面。詳しくはネタバレになるので説明しないが、別々に行動する宮下と岩井を交互に描きながら、いい具合に重要な場面をはしょることで、二人の会話の場面を劇的に盛り上げている。まあとにかく面白い。読むべきマンガ。アフタすげえ。
感想 オクターヴ(1)
現実と清廉であろうとする主人公の対比が上手く描かれていると思います。そして、主人公の中にも醜い現実が存在している事をさらりと描く巧さが良い。
同性愛モノとして語るだけでは少し勿体ない。
エロ、グロな現実を語りつつ、とにかく、美しいと云える漫画です。
絵柄が結構好み
売れないアイドルが故郷にもいられなくて...という挫折系物語。
ヒロインがいじけているせいもあって話がどんどん危うい方向へ進んでゆく。あえて一般受けしないキャラクター設定にした勇気に敬意を表したい。
ストーリーよりも少し淡い感じのする絵柄が私はいいと思う。
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