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高潔な人格の大学教授は、ごく少数派。大学は嫉妬と足の引っ張り合いの世界。大学院の犠牲になってはいけない。未来ある若者は、討ち死にせずに生き残ることを考え、「勝利」するのではなく、「敗北」しないように兵站戦(ロジスティク)を巡らさなければならない。
文科省の推進した「大学院重点化」により、日本の学術レベルは飛躍的に向上した? 否、大学院の乱立により、むしろ多くの若者が人生を狂わせているのだ。本書は、大学院生が直面せざるを得ない危機を回避し、学問とともに歩むための「道しるべ」だ。「道しるべ」といっても、大学院という小さなムラ社会での「当たり前」のことを書いているにすぎない。ところが、この「当たり前」のことがわからず、理想と現実のギャップに引き裂かれ、屍となって消えてゆく大学院生がたくさんいる!
Posted by ブクログ 2022年07月07日
文系大学院で2年間を送ったが、全てを言い得ていて本当にその通り!と共感することばかり。勉強のしかた、大学院の苦しさ、文献の探し方、論文の書き方、大学の背景・・・同様の経験を書いてある古今東西の著作、などなど、とても興味深かった。共感を得るため、今後の参考のため、何度も読む本になりそう。・・・本当に吐...続きを読む
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