新書で名著をモノにする 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』

新書で名著をモノにする 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』

814円 (税込)

4pt

社会学を代表する名著を、書かれた動機や時代背景、ウェーバーに影響を与えた思想家などの基礎知識を解説しながら、初心者でも理解できるように丁寧に導いてくれる一冊。

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新書で名著をモノにする 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「マックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』は不思議な論文です」という一文から本書は始まる。その理由は、「資本主義」と銘打っているにも関わらず、経済システムとしての資本主義にはほとんど触れられていないからだという。しかしながら、この論文が古典として読み継がれる理由は、「資本

    0
    2020年10月10日

    Posted by ブクログ

    原書プロ倫理の注釈本みたいな内容かとおもったら、ニーチェやマルクスにシュミット、そしてユダヤ・キリストの原典にもあたりつつの独自の解釈を提示しており、なかなかの好著。このシリーズの続編があるのなら是非読みたいところだ。人物間の連関をマッピングした本はよく見るけど、著書を軸に言説にひもづけられるソーシ

    0
    2011年07月10日

    Posted by ブクログ

    非常に面白いし分かりやすい。

    原本(翻訳版)が厚くて読む気がしなかったのでこちらを。
    経済も元をたどれば哲学とか宗教に基づく、
    というのがすっきり入ってきた。

    これ読んでから日本史を勉強し直すと色々気付けそう。

    0
    2012年06月24日

    Posted by ブクログ

    やっぱり、武士道と併せて読むのはかなり面白い。武士道と封建制、プロテスタントと資本主義という対比。資本主義の行き着く先としての末人というのには、ドキッとさせられた。まさに今です。

    0
    2011年08月31日

    Posted by ブクログ

    ヴェーバーのもっとも有名な著作である『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の入門的解説書です。

    すでに数多く刊行されている「プロ倫」の入門書と差別化する意図もあるのかもしれませんが、ニーチェやシュミットの議論との関係に触れ、また『古代ユダヤ教』へとヴェーバーの問題意識が発展していった経緯に

    0
    2025年07月31日

    Posted by ブクログ

    欧米人の基盤というか本質を為す環境の理解が深まる。キリスト教、ユダヤ人という存在の大きさを改めてわかった。
    西洋思想、西洋史はなんとも理解しずらいとずっと思っていた。明らかに根幹が異なっており、表面的なことを教わっても本質が見えてくることは無かった。本書ではその点に資本主義、キリスト教、哲学の面から

    0
    2014年12月23日

    Posted by ブクログ

    「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」の解説というスタンスで出版されているが、内容は濃い。

    「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を分解するにあたって、プロテスタントに関する歴史解釈が非常に興味深かった。
    少々長いが、以下は引用。

    「ローマ・カトリック教会の伝統を打破する宗教改革

    0
    2012年11月03日

    Posted by ブクログ

    ウェーバーのプロ倫かと思っていたら、その解説書だった。しかも、さほど分かりやすくもなかった…orz

    資本主義の起源というより、プロテスタンティズムを中心とする宗教の話が大半だった。
    ウェーバーをマルクス、ニーチェ、シュミットとの関連の中で語った部分は面白かった気がするが、あまり頭に残ってない上に、

    0
    2012年02月22日

    Posted by ブクログ

     「そしてこの巨大な発展が終わる時、まったく新しい預言者が現れるのか、あるいは、かつての思想や理想の力強い復活が起こるのか、それとも_____
    もしそのどちらでもないとするなら______、一種異様な病的尊大さで粉飾された機械的化石化に行き着くことになるのか、それはまだ誰にも分からない。だがもしそう

    0
    2011年10月06日

    Posted by ブクログ

     プロテスタント(カルバン派)では、「神の道具」としての働きは「救いの確証」になるとして、禁欲的で勤勉な労働者が尊ばれたとある。一方で(神から)与えられた財産が大きければ大きいほどその責任が重いものとなりそれを増やすことが使命となる。
     このような考えから、『「資本主義の精神」は営利活動を「天職」と

    0
    2011年06月05日

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