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Posted by ブクログ 2020年01月21日
これぞ在野研究の鏡!
硬質の文章なので南米文学好きの男性研究者が書いた本なのかと思ったら山田篤美氏は女性。本書の面白さにつられて最初の著書と思われる「ムガル美術の旅」を読んだが、こちらもすばらしい。どちらも、かなり非日本語の資料を読み込んで書かれているのだろうし、とにかく書いているご本人が楽しそうな...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
中南米史、といえばすなわち15世紀からの侵略の歴史で、ぼんやり知っているけれどあまり面白くないので真面目に勉強していなかった。が、この本は読みやすいし、へー、あそこでそんなことが?あの地名にはそんな意味が?あの小説と映画の舞台がそこ?みたいな驚きがたくさん。そして、何より筆者の好奇心と、そこから生ま...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月22日
本書を読み、奴隷貿易で世界有数の国家までのし上がった英国がなぜ金本位制を主張したのかと、西洋列強がいかにして植民地を拡大したのかが理解でき有意義だった。と同時に本著者の別の著作にも出会え如何にして中国が今の大国へと上り詰め如何にして西側諸国と縁を紡いで来たか?がわかりそうで満足である。今一度明治維新...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月15日
南米に残された最後の黄金郷、インカ、アステカに続く第三のロマンの地、「エルドラド」について書かれた一冊。
ベネズエラというおよそ日本人にはなじみのない土地を舞台とした歴史の物語が、年代を追って活描される。
悪魔の山から流れる天使の滝。品川区の面積の山頂を持つ断崖絶壁の山。急斜面に密生するラン。牛をも...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月06日
コロンブスから現代までの南米北辺ベネズエラ、ギアナ辺りの歴史。『ロビンソンクルーソー』『失われた世界』『パピヨン』の舞台が、金だけでなく鉄やダイヤモンドの採掘ラッシュの地となり、探検帝国主義そしてモンロー主義の始点となる。
専門ではなく数年ベネズエラに滞在した著者によるものだが、なかなか無い視点故興...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月23日
最初はスペイン、ついでイギリス。まぁ南米における彼らのヤクザで詐欺師なこと!!グアタラッルという乱暴モノが出てきて町を破壊し略奪するわけですが、これがエリザベス女王の寵臣ウォルター・ローリーと知ってあぜん。サーとかもらってるけどただの海賊やん。。。探検して測量して地図を作ることで、その土地を自国の領...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年01月04日
歴史に名を残した探検家は数多くいます。勇名どころでは大航海時代のコロンブスやマゼラン、ヴァスコ=ダ=ガマ、「暗黒大陸」アフリカ探検のリヴィングストンやスタンリー、中央アジア探検のスウェン=ヘディンなど・・・。「探検」という言葉は浪漫を感じさせますが事実はさにあらず、帝国主義的領土拡張の先兵として探検...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月03日
[ 内容 ]
コロンブスの新世界到達を契機として、ヨーロッパ人は南米へと進出した。
黄金郷という見果てぬ夢を追い、己の全財産、全人生をかけて、彼らは探険を決行。
その黄金にかける情熱は、やがて南米北部におけるスペインとイギリスの覇権争いにつながっていく。
緑の秘境として知られるギアナ高地。
そこは黄...続きを読む
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