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Posted by ブクログ
歴史に名を残した探検家は数多くいます。勇名どころでは大航海時代のコロンブスやマゼラン、ヴァスコ=ダ=ガマ、「暗黒大陸」アフリカ探検のリヴィングストンやスタンリー、中央アジア探検のスウェン=ヘディンなど・・・。「探検」という言葉は浪漫を感じさせますが事実はさにあらず、帝国主義的領土拡張の先兵として探検家たちは「未開」の奥地へと分け入ります。それというのも、近代ヨーロッパの論理では「地図の空白を埋めた国」こそその地域の支配権を認められるというルールがあったからです。たとえそこに先住民がいたとしてもキリスト教徒でなければお構いなしです。現地の人とときに交流し、ときに騙し、そして奴隷的苦役を強いて探検家たちは「ヨーロッパ人に知られていない地域」
を埋めるべく進んでいきました。本書はラテンアメリカとくにベネズエラを中心とした北部に焦点を当て、「探検帝国主義」をキーワードに南米北部の歴史を綴ります。本著に書かれてある、この地に向かうスペインやイギリスの「貪欲さ」と「自己正当化」は帝国主義をトータルで考える際に大変示唆に富む内容でした。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
コロンブスの新世界到達を契機として、ヨーロッパ人は南米へと進出した。
黄金郷という見果てぬ夢を追い、己の全財産、全人生をかけて、彼らは探険を決行。
その黄金にかける情熱は、やがて南米北部におけるスペインとイギリスの覇権争いにつながっていく。
緑の秘境として知られるギアナ高地。
そこは黄金の争奪戦が繰り広げられ、探険を侵略の道具とする「探険帝国主義」の舞台だった。
黄金と領土争奪の五百年のドラマを追う。
[ 目次 ]
コロンブスの航海の本質
南米真珠狂騒曲
エルドラド伝説の誕生
オリノコ川のエルドラドの噂
サー・ウォルター・ローリーのギアナの発見
デフォーのオリノコ川植民計画
地図作成という侵略
「ギアナ高地」と探険帝国主義
ベネズエラ国境紛争とモンロー主義
ドイルの『失われた世界』の新解釈
パピヨンとエルドラド刑務所
黄金探しは今も続く
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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