鶏まみれ
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鶏まみれ

小説・文芸
2,420円 (税込)

12pt

4.7

【推薦】白石正明さん(編集者)
「大変なものを読まされてしまった。
夜明け前の食鳥処理工場で顔までべっとり血と汚物にまみれ、
午後には風の谷の鶏舎でヒヨコとともに陽を浴びる一人の小柄な女性。

彼女が語り出したのは、「生き物」と「食べ物」をつなぐ壮大なスケールの、
とびきり自前の人類史だった。
生と死が風車のようにくるくる回っている。
私はもはや感動が追いつかない。」

*****

〈命をめぐり、考え、生きた日々の記録。〉

リストラ失職した夫が「養鶏しようかな」と言う。では最後は肉か?
と資格取得のため食鳥処理場に通い始めた。

夥しい数の鶏と働く人々。
私たちの肉はこんなふうに支えられていたのか。
感謝や驚きとともにさまざまな〝なぜ〟も湧きあがる。

ある日、同僚に訊ねようと顔を覗き込んだとき、何かちがう気がした。
この問いは社会に向けるものではないか──

〈『山と獣と肉と皮』『ニワトリと卵と、息子の思春期』に続く最新刊〉

*****

【目次】
序章 それは見てはいけないものか?
第1章 踏み越えて、向こう側へ
第2章 なぜここは
第3章 ニワトリと卵とお金と、殺すこと
第4章 変わりゆく中で
第5章 どこへ向かうのか
あとがき

*****

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鶏まみれ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    評価は読む人それぞれだと思うが誰も無視できない本だと思う

    にわとりに優しいたまごやさんをやりつつ最低賃金で後期高齢者、外国人、障害者と食肉工場で働く

    養鶏を始めるけどなかなか軌道に乗せられない友達のいない旦那さん
    ゲームの代わりににわとりを飼う長男始め子供たち

    テーマを見出すなら食と生き物にな

    0
    2026年07月07日

    Posted by ブクログ

     焼鳥での一杯をこよなく愛するアナタ、唐揚げに目がないアナタは、絶対に読むべき一冊です! この強烈な内容のノンフィクションは、自ずと「生きもの〜食べもの」の循環と尊さを思い知らせます。

     ひょんなきっかけで、家族ぐるみでニワトリと関わることになった女性。本書の主軸は、著者が食鳥処理場で働くことを通

    0
    2026年06月12日

    Posted by ブクログ

    食鳥をめぐるノンフィクションであり家族の日々を綴ったエッセイでもある。
    食鳥工場作業員、養鶏家、母親、三つの視点から構成される。
    中でも食鳥工場での労働部分は、普段スーパーで目にするパッキングされた肉がどういった工程を経てそうなっているのかをリアルに伝えていて読み応えがすごい。次々に流れてくる鳥の首

    0
    2026年05月31日

    Posted by ブクログ

    現代社会は"いのち"を見えなくしている
    しかしそれは確かに存在していて、まざまざと見せつけられると打ちのめされる

    食鶏処理という命に溢れた仕事と、家族の風景を並列で書いていくと、不思議なことに後者にも命が感じられてくる

    同じテーマをまとめた、生田武志「いのちへの礼儀」も本当に

    0
    2026年04月19日

    Posted by ブクログ

    限りなく星5に近い星4。すごい本。知りようのなかった世界へと自分の意識が拡張される。食鳥処理の精緻な描写は圧巻。読破には体力がいるけどその価値はある。それまで白黒だった写真が末尾で突然カラーになり「ここまで付き合った読者なら受け容れられるはず」と覚悟を試されているようだったのが印象的。

    0
    2026年07月19日

    Posted by ブクログ

    鶏(とり)まみれ。
    一瞬、それは何?と戸惑うタイトルだが、読み終えてみると、なるほどその通りの内容である。

    著者は写真家で、出産の撮影をライフワークとしている。
    2011年に長崎に移住後、猟師と知り合い、猟に同行するうち、生き物と食肉について考えるようになる。一方で、著者の長男はニワトリを「家畜と

    0
    2026年06月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どろっとした液体に身体全体が浸かるような感覚。かろうじて顔だけ出ているけど、今にも沈んでおぼれてしまいそうな。蒸し暑い中、なんとか呼吸をしているような、そんな感覚で読んだ。

    スゴい本だと聞いていて、事前知識なしで読んだけど、いやぁスゴかった。人にすすめたいけど、あらすじだけまとめても、全く伝わらな

    0
    2026年06月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いやあ、良かった。

    基本的には本書はノンフィクションに位置づけられましょう。

    写真家ときどき文筆の筆者。失業を機に養鶏をやりたいと言い出した夫のビジネスを支えるため、食鳥処理衛生管理者の資格を取るべく取得の方法を探す。すると、この資格、食肉工場で3年勤務すると受験資格ができるという。

    こうして

    0
    2026年04月26日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    家庭養鶏?から本格的な養鶏業に進出するため
    食鳥処理場で働くことになった筆者についての話。
    食鳥処理場には色んな仕事がある。
    その中でも首切りという仕事は特別で筆者も何回か体験するもののとても続けられる仕事ではないと言う。
    山崎さんという方が一手に担っている。
    その山崎さんが引退するタイミングで機械

    0
    2026年08月04日

鶏まみれ の詳細情報

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