二日月

二日月

小説・文芸
858円 (税込)

4pt

4.3

幼年童話からYAまで幅広い対象年齢に向て児童書を執筆し、野間児童文芸賞、河合隼雄物語賞、坪田譲治文学賞、日本児童文学者協会賞など数々の受賞歴がある、いとうみく。
本作では、妹の誕生を待ち望んでいた小学生の杏(あん)が、障がいをもって生まれた妹の芽生(めい)を次第に受け入れていく成長の過程が瑞々しく描かれる。妹のことを他人から「かわいそう」と言われたり、からかれたりすることで怒りを感じる一方、姉の自分こそが妹のことを「恥ずかしい」と思っていたと自覚する……。少女の心模様と、妹の存在を正面から受け止める凜とした母の姿が、ふたつの柱となって読む者を引き込んでいく。
本作『二日月』は、夏の読書感想文全国コンクールの課題図書に選ばれたが、このたびの文庫化にあたり、小学生だった杏が成人し、結婚・出産を経て家庭をもった姿が描かれる『月立つ』を書きおろし。杏と芽生のその後が描かれる決定版。

文庫版解説は、『二日月』を舞台化した笹部博司氏(脚本家・演出家)。

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    二日月
  • タイトルID
    :
    2344934
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年07月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

二日月 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    9歳差で生まれた妹が、出生時の事故で重い障害を追うところから始まるお話。
    思わぬ障害のために、翻弄される両親をそばで見る幼いお姉ちゃんが主人公。
    綺麗事はいくらでも言えるかもしれないけれど、自分の中にある惨い、嫌な、どろどろしたところとも真摯に向き合い続ける姿が良かった。
    小学生がそれぞれの立場から、「障害があるということ」や「障害のある人々とどう共生していくのか」ということを真剣に考えていて素敵だった。
    きっと親になったら、また考えや見方が変わってくるのかもしれないなと思ったし、何度も読み返したい本でした。

    0
    2026年08月16日

    Posted by ブクログ

    「ずーっと妹が欲しかった。」
    「でも欲しかったのは、病気の妹じゃない。」

    偏見やエゴは無知からくるもの。
    妹が好奇な目で「見られたり」、酷い言葉を投げかけられたり、可哀想なんて思われたくない。
    妹を見られたくない、恥ずかしいと思ってしまったことも……。

    障害者と健常者の違いってなんだろう?街なかで見かけてもじっと見ないようにして、見て見ぬ振りをする。でもそれが、外見だけでなくいろいろなことを見なかったことにしようとしているような気がする。心のシャッターを閉じるように。

    だからといって、100%理解をするのは無理ゲーだ。でも、少しだけ相手の立場になって考えることができれば、世の中の景色は少しずつ変わっていくのではないだろうか。

    そのためには、親や大人が偏見の壁になってはいけない。
    誰も傷つけたくないし、自分も傷つきたくない。

    杏の「想いをすべて言葉にすることと、素直になることは同じじゃない」という言葉が心に残る。
    自分の心を守るために、そして大切な誰かを傷つけないために、言葉を飲み込み、選び抜く。
    そうすれば、きっと今日より優しい明日が来るのではないかと……。

    この本は、前編が課題図書の『二日月』で、後編の『月立つ』は杏が大人になった物語。
    杏と妹・芽生のその後が描かれた注目の一冊。
    子供の葛藤から親のエゴの難しさまで描く大傑作だった。

    0
    2026年07月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    お母さんの苦しさやしんどさ、それを飲み込んでいく過程がとても生々しい。そしてたくましい。
    杏ちゃんのお友だち真由ちゃんがとてもいいこ。
    ママ友の話は、しんどーと思って読んでたけど、杏ちゃんはたくましかったね。

    0
    2026年09月22日

二日月 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    二日月
  • タイトルID
    :
    2344934
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年07月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

いとうみく のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す