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そんなとこまで調べるんですか? 長く国税調査官を務めた著者が、税務署ではどんな人たちが、どんな仕事をしているのか、調査対象はどう選ばれ、どう調べられるのか、さまざまな事例をユーモアを交えて紹介します。
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Posted by ブクログ
税務官の目線から書かれた、税のお話。悪者扱いされる税務調査時の税務官がどのような事を考えているのか、またどのような目線で調査しているのかがわかる一冊。あまりない目線なのでとても新鮮で純粋に面白かった。
・税金かかるなんて知りませんでした、なんていうのは、赤信号が止まれの意味だとは知りませんでした、というのと同じくらい、ナンセンス。 ★たしかに。 ・任意の調査の場合は、経営者が来るまでお待ちください、と言っていい。 ・とにかく、税務署が来る、となったときは、対応は丁寧に。というか、それはどんな人に対...続きを読むしても当たり前だろう。 ・顧問税理士とどんな契約を結んでいるか確認せよ。
税務調査の電話で印象が悪いとその後の方向性も決まる。 税務署はKSKというシステムを使っている。地域や税目を越えて情報を一元的に管理するシステム。全524の全ての税務署が一元的ネットワークで結ばれている。提出された申告書のデータの数字が標準値から大きくかけ離れたものが調査対象にあげられやすくなる。 ...続きを読む 告発は一般企業のクレームと同じでどんなにつまらない内容でも調査しないといけない。 調査官は帳簿ではなく人柄を見ている。
節税の指南本ではなく、税務署員の普段の仕事ぶりが中心に書かれているエッセイだった。 肩肘張らずすんなり読めたのがよかった。
節税本とかではありません 調査官の気持ちや税理士の 振る舞いが理解しやすい ※お土産を言う税理士は危ない
ああ、確かに 「税務調査があったら何かしらお土産持たせるのがいい。経理なんて人がやることだから100%の出来なんてわけないんだし」 って昔の職場の顧問税理士(普段の帳票チェックとかはしてないけど毎月顧問料払ってた)が言ってました…ずっと反発してたし何より反りが合わなかったですけど。 著者がキッパリ「...続きを読むお土産は都市伝説」と言ってるのを鵜呑みにしていいかはわからないけど(迂闊なこと書けないでしょうし)、やっぱり愚直にやるべきことをやって、不正を犯してないなら必要以上に調査にビビらなくていいんだよな、と当たり前のことを再確認。 飲食店でのチェックのポイントあれこれが興味深かったです。
正直が一番だなと思える、著者の人柄が伝わる本。 税務署の人もやはり、お金に対する洞察力はすごいのだろう。
天網恢恢疎にして漏らさず。税務署のベテランともなれば書類を見るだけで匂ってくるという。ランチの最中も隈なくチェックしている。本書の裏をかけばいいのかとも思ったが、読めば読むほど結局は公正に事務処理をするのが一番という結論に逢着する。税務署の権限、強制力は途轍もなく大きい。逆らわないのが身のためとつく...続きを読むづく実感させられる。自分にできること。広く情報を公開し、より多くの目で確認する。これに尽きるか。
人として、誠実に、良心を持って仕事をする。 もっとコミカルな内容かしら?と読む前は思っていたのですが、 丁寧で、真摯に税務署の方々のお仕事を説明くださる本でした。 経理の仕事に携わっているわけではなく、 税務署と、会社がどのように関わっているのか あまりイメージがついていなかったのですが、 こ...続きを読むの本を一通り読むと、どのように税を徴収しているのかを 把握できました。 愚直に、自分の良心に照らし合わせて、日々適切に処理をしていく。 原則にのっとることが、結局はその会社が成長していく方法なのは、 節税して短期的な金額はプラスでも、 その姿が、経営者として周囲に与えるイメージが悪く、 結局プラスマイナスでマイナスに働いていく、 ということは、一会社員としてわかります。 人として、誠実に、良心を持って仕事をする。 この税金をどのように使って行くか、とか分配あたりの お役人仕事の本も読んでみたいですね。 「人事部は見ている。」という本があるとのことですので、 こちらもチェックしたいと思います。
2014.05.05 元国税調査官が税務調査とはどのように行われるのか実体験を交えながら詳しく紹介した本。 著者がどんな気持ちで、どんな志を持って税務調査を行ってきたのかがよくわかります。プロ意識と責任感を持って仕事を全うしてきた真面目な方だというのが伝わってきました。(とても本には書けないドロド...続きを読むロした部分もあったでしょうが) 弱い人の心に入り込んでくる『お金』。このくらいなら大丈夫だろう…という気持ちの緩みが大変な事態を引き起こす。 経営者は税金のことはわからないから…と税理士に任せっぱなしではなく自分の会社の経理くらいは自分で全て把握するくらいの気持ちがないとダメなのかなと。 お金の事だけではなく、何事も自分の良心に従い、お天道様に恥ずかしくないように行動する事が幸せに生きる大前提なのかなと気が引き締まる思いで読み終えました。
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飯田真弓
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