グローバリゼーションとは何か

グローバリゼーションとは何か

792円 (税込)

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一九七〇年代以降、近代世界は新しい世界秩序への解体と統合の時代に入った。国民国家に編成されてきた資本と労働と商品は、国境を越え、ジェンダーや家族の枠組みを壊し、文化と政治・経済の領域性や時空間の制約すら越境し、新たな貧富の格差の分断線を引き始めている。あらゆる領域を越え、社会の再編を迫るグローバル資本。その新たな世界経済の編成原理とは何か。

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グローバリゼーションとは何か のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年01月06日

    非常に刺激的な本で驚倒した。

    国家よりも強力な力を持つに至るであろうグローバリゼーションの流れが、弱肉強食の世界を招く。格差は拡大し底辺の人々は貧困に喘ぐ他なくなる。

    人間が人間社会の維持を図るためにも考え対策を打つ必要がある。

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    Posted by ブクログ 2010年09月03日

    政治学、経済学、社会学・・・すべての社会科学を学ぶ人が一度は触れるグローバリゼーション。その導入本としてはベスト。

    グローバリゼーションは単に、ヒト・モノ・カネの国境を超える移動ではない。もしそうだとしたら、20世紀初頭の帝国時代の英国の植民地化政策のよほど「グローバリゼーション」だと言える。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    研究ということはこういうものであるかと感心させられるくらい、ひとつのの現象を多面的にかつデータを使って客観的に分析していた。著者にはこの議論を考慮して、現状に行われている国際経済・政治政策について論じてほしい。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    尊敬する(!)、伊豫谷先生が書かれた本。  
    え〜と、いつもゼミでお世話になってます。
    僕が国際社会学やグローバリゼーション研究といったものに関心を向けさせてくれたきっかけの本です。これを読んでこの伊豫谷ゼミに入ろうと思った、ある意味とても思い入れのある本です。

    ただ、内容的にはやはり詰め込みすぎ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年05月25日

    [ 内容 ]
    一九七〇年代以降、近代世界は新しい世界秩序への解体と統合の時代に入った。
    国民国家に編成されてきた資本と労働と商品は、国境を越え、ジェンダーや家族の枠組みを壊し、文化と政治・経済の領域性や時空間の制約すら越境し、新たな貧富の格差の分断線を引き始めている。
    あらゆる領域を越え、社会の再編...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    書き方にやや冗長なところはあるけれど、新書としてはそれなりにレベルも高い。経済分野と社会・文化分野との関係性を説明しているところがよかったのだが、全体を通して抽象論に終始しており、定量的なイメージしやすい記述がないので、筆者の言う「具体的な場」とやらをイメージしながら読める人には向いていると思う。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    薄いがとても濃厚に内容が詰まったグローバリゼーションの入門書。たぶん、内容的にはしっかり読めば為になるんだろうが、伊豫谷さんの語り口調が少し堅いので、少し退屈な問題に思えてしまった。けど、内容の果てにあるのは、スリリングな現在のグローバリゼーションだから、我慢して読むといいかも。

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    Posted by ブクログ 2013年01月18日

    半分くらいまで流し読みして積読ことに。でも読み返すことはきっとないな。流し読みだからってのもあるかもしらんけど、内容にイマイチ引き込まれなかった。漠然とした題材だから、どうしてもそういう筆致になってしまうものなのかもしれないけど。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年02月16日

    3章の地図を土台にしたグローバル論はとても面白かった。グローバル化の実践される舞台は、政策などといった具体的な場を通じて、であって決して空中の抽象的な場で為されているわけではない。

    他にも5章において、生命の再生産過程に市場が侵入してきているため資本がナショナルな制約を受けることがなくなった。確か...続きを読む

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