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元・東京大学史料編纂所教授の著者が日本史の語られ方に関する謎をすべて語り尽くします。日本史では英雄と敗者、栄えた時代と停滞した時代が整った姿で提示されますが、その整い方はありのままの姿でしょうか。史料に基づいて、「『主役像』を与えられた聖徳太子の正体」「本能寺の変をめぐる議論が決着しない理由」など人物像や時代像がいかにして形づくられてきたのかを解明します。
【目次】
序章 総論
歴史を読む際の
「立ち位置」を問い直す
第1章 古代
日本の始まりは、
なぜいつも揺れ続けるのか
第2章 中世(1)
なぜ中世は
「物語の時代」になったのか
第3章 中世(2)
戦国は本当に
「実力の時代」だったのか
第4章 近世
安定した江戸時代は、
なぜこれほど誤解されたのか
第5章 近代
なぜ近代史ほど、
語りが単純になるのか
【著者について】
本郷和人(ほんごう かずと)
1960年、東京都生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。元・東京大学史料編纂所教授。専門は日本中世政治史。とくに院政期から南北朝期にかけての政治構造や、貴族・武士の権力関係の変遷を中心に研究を重ねる。膨大な史料に基づいた実証と、現代的な視点を交えたわかりやすい通説批判に定評がある。近年はテレビや書籍などでも積極的に日本史の魅力を伝えており、多くの著書がある。主な著書に『変わる日本史の通説と教科書』(宝島社)、『日本史のツボ』『日本史を疑え』(ともに文藝春秋)などがある。
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