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経営とは決断の連続である。経営者の決断如何によって事業が大きく飛躍することもあれば、逆に衰退への道を歩むこともある。まさに事業の成否は、経営者の決断力にかかっていると言っても過言ではない。本書は稀代の名企業家18人の一世一代の大決断という場面にスポットを当て、その意思決定の過程について考察したものである。登場するのは、「鬼十則」で知られる電通第四代社長・吉田秀雄、ホンダ創業者・本田宗一郎、松下電器創業者・松下幸之助、出光興産創業者・出光佐三など、そうそうたるメンバー。一体、名経営者とは重大な決断に際して、いかなるソロバンをはじいているのか。本書はこの興味深い問いに一つの答を与えてくれる。意外なのは、彼らの決断が決して合理性の追究ではないということ。収まりどころのない反抗心や異質性、時には狂気とも言える人間臭さがその根底にはある。否、その人間臭さこそが名経営者たる所以なのであろう。
...続きを読むPosted by ブクログ 2010年12月01日
つらつらと情報が流れる焦点の定まらない経営者伝ではなく、
一人の経営者につき一つの意思決定に着眼している。
それが本書の特徴であり、優れた点でもある。
常軌を逸した判断がなぜなされたのか。
当時の状況、経営者の性格や人生観、生い立ちから考察をする。
「名経営者のソロバンはどこが違うのか」
確かにこ...続きを読む
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