三人遊び

丸木文華

高校二年の夏。哲平は幼なじみの二人――同い年で優等生の京介と哲平たちの高校の英語教師・滋――と体の関係を持ってしまった。遊びのルールは一つだけ。三人でプレイすること。はじめての体を二人がかりで開発され、激しい快楽に溺れる日々。しかし、快感を求めるだけのセックスに疑問を抱く哲平は、二人との温度差に悩み始める。そんな折、好きだと告白してきたクラスメートの樫井とも関係を持ってしまうのだが…。幼なじみたちの歪んだ関係の結末は――。ヤンデレたちの饗宴ループ。

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BL小説
• 出版社: 二見書房
• 掲載誌・レーベル: シャレード文庫
• ページ数: 242ページ
• 電子版発売日: 2013年09月27日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 18MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

ヤンデレ二人×受けってすごすぎる……。
あとがきにあったけど、当て馬くんの今後の人生が心配です。割といい人そうだったのに。

[ブクログ · ★★★☆☆]

作者買いです。
ヤンデレ執着攻めが好きなので作者さんの趣味とはあうのですが、オチが結構すぐにわかっていたので残念でした。
もっとどす黒くても良かったなぁと思います。

[ブクログ · ★★★☆☆]

表紙、タイトルの通り、３Pです。
ノンケ×ノンケ（幼馴染み）×２・・・みたいな。
高校生×（高校生+教師）という式でもよいですね。

感想としては、ちょっとしたホラーだなっとｗ

[ブクログ · ★★★☆☆]

「てっちゃん、今入れてるのはどっちだかわかる？」の帯のアオリに吸い寄せられるように手に取りました…紛れも無く3Pです。
同級生の美少女にフラれた高校2年生の哲平は、失恋を慰めてもらううちに幼馴染みの京介にレッスンと称して体を奪われ、同時にもう一人の幼馴染みであり学校の教師でもある滋とも関係を持ってしまいます。
性に興味津々のDTが、失恋をきっかけに幼馴染みの同性と盛ってしまったような、タイトルまんまの内容で、「遊び」と攻二人が言い切っているし、哲平は流され侍だし、前半だけ読んだ時点でちょっと底が浅いなーとがっかりしそうに。
描写が今ひとつもの足りないと言うか、ゆるいと言うか。主人公が性に関してあまりにも無知なのが、プラス効果になってなかったかも。無知なら無知なりにもっと怯えるとか嫌がる反応があってもいいのに、意外にあっさり快楽に耽っていましたね。
幼馴染みとの関係が突然激変して、これでいいのか？と悩む哲平もいざ二人に向き合うと快楽へ溺れてしまうのですが、その心理状況がどうもつかみにくくて入り込めなかったのもあったり。
哲平に女装させて二人がかりでHとか、萌えポイントはそれなりにありました。でも、ｾﾝｾにしては淡白です。

面白くなったのは、当て馬登場からです。彼は見てくれとは違って、純粋に哲平に好意を寄せていて高校生らしい熱意を持っていて作中好感度が一番でした。
哲平が彼にほだされて恋人関係になったのには納得です。同性同士という壁をクリアでき、受け入れられたのは京介と滋との「遊び」があったからこそなんですが。
その存在を面白くないと思った攻二人の本性が、かなり病んでいてこわかった。この二人も遊びと言いながら、実は哲平のことすごく好きなんだというのは分かります。執着愛の塊！しかも本気になったらナニをしでかすかわからないクロさを合わせ持った正真正銘のヤンデレです。こんなのに惚れられた哲平はこれからどうなるのか大変危惧してしまいます…

登場人物の青いイメージのための軽さ強調なのか、いつもの特徴あるドロドロ感はあまり見られず残念。軽くても奥行きは欲しかった。特に3Pシーンとかのエロ方面で。