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Posted by ブクログ 2009年10月04日
国家公務員。ある日辞令が降りて、配属される。執行人は、死刑囚と同じように、当日の朝まで執行することを知らされない。その日は、他の仕事をする必要はなく、手当てをもらって帰る。日本の死刑の執行方法は絞首刑。首に縄を付ける場所がうまくないと、30分以上経っても死ねないこともある。なかなか死なない場合、執行...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月07日
死刑を執行する人の苦労など考えたこともなかったが、これは大変なことだ。考えさせられる。
この本を読むと死刑は絶対に無くさなければならない、と思う。
しかし、自分の大切な人が殺されたなら、犯人を死刑にしてほしいと思わずに自分がいられるかは自信がない。
が、この非文化的な裁きについて、もっともっと考える...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月24日
人を殺すのには理由がある。
死刑囚となったからには、怨恨、飢え、欲望のままになど、何らかの理由で人を殺めている。(冤罪の場合もあるのだが)
しかしながら、死刑囚の執行をする死刑執行人には人を殺す理由はない。ただ、規則に従い、人を殺さざるを得ない。
死刑執行をして初めて一人前といわれる世界で...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年04月18日
死刑執行人実態ルポ。読むと死刑制度に対する観方が変わる。それ以前に、今の世の中死刑についてはそれほど考えない人が大半かもしれない。凶悪犯罪がクローズアップされ、そこに死刑廃止論者の弁護士が登場すると、それを「非難」するカタチで死刑制度について少しだけ考える。そして事件がメディアからフェードアウトす...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月22日
犯罪者ひとりを絞首台に乗せること、死刑が執行されることには、誰でも関心を持つが、じゃあ、誰が死刑囚を「手にかける」かまでは考えないことが殆どなんだと、これを読んで感じた。
「死刑は国家による殺人」を理由に死刑廃止を声高に叫ぶ廃止論者ではなく、「もうひとを殺したくない」と言う死刑執行官のほうがよほど...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年09月02日
人の命は地球より重い。
被害者、加害者ではなく死刑を執行しなければならない
刑務官の立場から死刑というものの現状を書いたものです。
仕事であっても人の命を奪うという行為は
計り知れない精神的苦痛を与えます。
人を殺したくて刑務官の仕事につく人なんているとは思いません。
本書には死...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
覚えてる度:★★★☆☆
うろ覚えで書きます。
著者が実際に死刑執行人をやっていた人たちに取材をし、その苦悩を一冊の本にしたのがこれ。
死刑囚はいつ自分が死刑になるか前日?まで知らされないらしいのですが、
これが実際かなりきついらしい。いつ死ぬかわからない恐怖に怯え続ける毎日。
あと、いざ死刑が...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
高校生の頃、父親にすすめられて読みました。
それから何度も読んだ。
初めて読んだときは、この本にかなり影響を受けて死刑反対だと強く感じました。
でも、今は何ともいえません。
確かに死刑を執行するという事は、一生を変える事かもしれないが、
業務に死刑執行が含まれる事を知っていて刑務官になるわけで。。...続きを読む
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