無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
"書棚を整理していたら出てきた本。一気に読んだ。NTTドコモがiモードを開発し、世に送り出すまでの顛末が創設したメンバー松永真理さんから語られている。
映画の実生活への効用が活字にされているのところがうれしい。
「七人の侍」という黒澤明さんが監督した有名な映画から学んだことを仕事に応用している。リクルート活動だったり、技術者とのコミュニケーションであったり、様々な場面をうまく仕事に生かすアイデアとなっている。
無から新しいサービスを生み出すには、多くのメンバーがそれぞれの役割を全うする必要がある。このプロジェクトではそれを実行できた。日本の携帯電話事業の発展に大きく寄与したiモードに携わったすべての人に拍手を送りたい。"
Posted by ブクログ
冒頭で著者も語っているが、松永真理氏の著作ながら真の主役は榎啓一氏であろう。NTTという官僚組織のなかで新規事業を立ち上げる難しさと、明確なビジョンを持ち多種多様な個性を束ねてゴールへ向かう様はさながら「人格者のスティーヴ・ジョブズ」といったところか。松永氏からの絶対的な信頼からも榎氏の優れた人柄が伺える。榎氏が「囲いの外」と闘い「囲いの中」に裁量と自由を与えたからこそ松永氏や夏野氏ら傾奇者たちの才能が発揮しiモードが生まれたのだろう。CVCのお手本のような事例である。
ちなみにこのときの憎きマッキンゼーの一員がDeNA創業者の南場智子氏である。松永氏と南場氏の鬩ぎ合い、顔が見えるとなんとも強烈な場面だ。結果的にはマッキンゼーとの対立が松永氏の闘争心に火をつけ質と純度を高めたといえるかもしれない。
本書で語られるコンセプトを見ると、この時点での「iモード」は間違いなく「iPhone」であった。「iモード」の栄華を未だに誇る某通信会社の幹部らはイケてないなと思うが、榎氏や松永氏のような逸材と「iモード」のようなプロジェクトが日本でもどんどん生まれて欲しいものだ。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。