Posted by ブクログ
2009年10月04日
麻雀マンガを描かせれば日本一の片山まさゆきの最高傑作と名高いのがこの作品。いろんな意味で目立つ絵は…、まぁ置いといて(笑)最高傑作と言われる所以は個性的な雀士達とその個性が余す所無く盛り付けられた闘牌シーンであろう。作者自身が麻雀のタイトルを獲得する程の打ち手だけに、その作者の分身達が打つ麻雀は限り...続きを読むなく本物の匂いが醸し出されている。麻雀好きならばシビれ、共感できる作品ではないだろうか。しかしながら、万人向けの作品ではない。さすがに麻雀を理解していないとこれっぽっちも楽しめる余地は無いだろう。同作者の「ぎゅわんぶらぁ自己中心派」が多少敷居が低いのに比べると一目瞭然。まぁ、掲載が麻雀誌と言う事もあり(「ぎゅわん〜」はヤングマガジンに掲載されていた)それはしょうがない事ではあるのだが。とにかく脇役の打ち手達がいい。個人的には八崎の打ち方には非常に魅力を感じる。でも私の理想の打ち方は茶柱さんなんですけどね(笑)