『週刊文春』看板連載エッセイ「本音を申せば」。本書にまとめられているのは2009年掲載分です。政権交代がなされ、新型インフルエンザが世を騒がせ、そして森繁久彌が亡くなったあの年。『グラン・トリノ』『ディア・ドクター』といった話題の映画を語ったと思えば、ときにアイドル論を繰り広げ、大新聞にもビシッと物申す小林さん。決して明るくはない時代、それでも楽しいことを探そう――。その時代を観察し続ける目は、一層輝きを増しています。
Posted by ブクログ 2013年09月23日
2009年の出来事について、作者が思ったこと感じたことを綴ったエッセイ集。
この年は、日本では民主党政権が誕生して、アメリカもオバマが初の黒人大統領になった。また、新型インフルエンザで世界中がパニック状態に陥った。
そんな不安だらけの御時世を嘆くだけでなく、作者お気に入りの女優の話やイーストウッド作...続きを読む