戦う白衣の天使 大関和・鈴木雅ものがたり
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戦う白衣の天使 大関和・鈴木雅ものがたり

1,650円 (税込)

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\\\朝の連続テレビ小説『風、薫る』主人公モデル///
かつて看“病”婦と呼ばれ、蔑まれた看護婦たち。
彼女たちは戦う。患者の命のため、自らの尊厳を守るため――。

「看護婦は下賤の仕事」――それが、明治初期の日本における常識だった。医療の現場は男のものとされ、女性が医療分野の仕事に就くことは、暗黙の了解で禁止されていた時代。そんな中、大関和は当時蔑みの対象であった“看護婦”という仕事に身を投じる。

教える者も少ない手探りの現場で和が頼りにしたのは、西洋看護の理念と、目の前の患者に向き合う誠実さだった。看護は雑役ではなく、専門的な知識と責任を伴う誇りある仕事である。その思いを、和は行動で示していく。
やがて鈴木雅という同志と出会い、和の闘いは個人の生き方から社会を変える挑戦へと変わっていく。だが、看護婦養成、派出看護の確立、家庭へ看護を届ける試み――その一歩一歩は、常に反発と妨害に晒されていた。
偏見、制度の壁、女性であるがゆえの理不尽……。厳しい現実に飲み込まれながらも、和と雅は「看護とは人の尊厳を守り、命を救う仕事である」という信念を決して手放さなかった。

本書は、日本初のトレインドナース(正規に訓練された看護師)たちが、名もない現場で積み重ねた闘いと希望の物語である。その姿は、今なお働くすべての人の胸に、静かな勇気を灯すだろう。

【目次】
第1章 和と雅のトレインドナース前史
第2章 集え! 桜井看護学校
第3章 医療現場に女は不要
第4章 廃娼運動と看護婦会
第5章 東京看護婦会の奮闘
第6章 大日本看護婦人矯風会設立
第7章 戦争と看護婦
第8章 エピローグ

【著者】
櫻庭由紀子(サクラバ ユキコ)
各媒体の執筆、創作を行う文筆家・戯作者。伝統芸能、歴史(江戸・幕末明治)、日本文化の記事執筆の他、ドキュメンタリーライター、インタビューライターとして活動。著書に『蔦屋重三郎と粋な男たち!』『ラフカディオハーンが愛した妻 小泉セツの生涯』(ともに小社刊)などがある。

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