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宗教の「本質と根拠」を課題として一貫して研究した。実証的研究と哲学的研究の総合に取り組んだ宗教哲学者の著作集。また、著者は東北地方のオシラさま、巫女、行者の研究にも取り組み、機能人類学の知見も研究に取り入れた。
【目次】
序
第一章 宗教哲学の問題と方向
一 宗教研究上の前提とその性格
二 とくに宗教研究における科学と哲学との連関
三 宗教哲学の問題領域
四 現実生活の機能的連関
五 宗教的な処し方の本質とその究極的な根拠
六 宗教的実存の根源的解体
七 宗教の本質概念、超自然と聖
第二章 限界的状況における適応とその根柢
一 宗教の事実と研究上の問題性
二 危機と宗教
三 心理学的研究の諸傾向
四 呪術の領域と宗教の領域の本質に関する究明
第三章 人間存在の構造における宗教の根拠
一 状況の設定
二 自己否定に至る状況と否定の基づく根底
三 実存の領域を支配する可能性の性格
四 その上における実存的諸問題性
五 宗教的処理
六 ハイデッガーにおける無とキェルケゴールにおける無
第四章 死の主体的な所在と扱い
一 死の種々な観方
二 ものの在りのままの領域
三 超越の性格と縁起の勝義
四 死の所在 不安と情執の主体
五 実存哲学における死とここでの取り扱い
六 生死本来なしという観点
七 死の超え方
第五章 ハイデッガーにおける実存の可能性と無及び死
一 世界形成と投企における「行く先き」と「のため」
二 実存の領域と可能性
三 死への存在
四 無の存在論的場面における機能性
五 存在論的場面における死の扱いの過当
第六章 神と実存との間
一 キリスト教的理念と近世的人間の理念
二 歴史の理念における神と人間との関係
三 近世的思惟の制約に立つキリスト教的なものの考え方
四 神の前なる個体の宗教的決断
五 世界観的理念の宗教化
第七章 宗教の根拠について
一 見込みがき
二 方向づけ
三 宗教経験の領域の本質的特質
四 宗教の根拠に関する諸観点とフォイエルバッハの意義
【後略】
第八章 宗教における無について
【略】
第九章 法華経本門の宗教哲学的理解
【略】
第一一章 北欧のキェルケゴール研究その他
詳細略
第一二章 キェルケゴール全著作の初版本、および彼の死後五カ月に行なわれた売立資料による彼の蔵書目録 天理大学図書館所蔵
【略】
キェルケゴールの蔵書目録
解説 (楠正弘)
人名索引
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