Posted by ブクログ
2009年10月04日
著者はマネックス証券CEOの松本大氏。東京大学法学部を卒業し、1987年にソロモンブラザーズへ。そこで、あの伝説のヘッジファンドLTCMを立ち上げたジョン・メリウェザーの薫陶を受ける。その後、ゴールドマンサックスへ転職し、史上最年少のパートナーとなる。
時は1990年代の後半でゴールドマンがパート...続きを読むナシップから公開会社へとなろうとしている頃。もちろん、パートナーである彼には多額のお金(数十億とも)が転がり込んでくるはずであったが、それを蹴り、マネックス証券を創業した。
「お金だけもらってからゴールドマンを辞めることも可能であったが、金融業、いやビジネスに大事である信用を大事にしたかったから」
と、彼はさらにりと述べる。
そういった神がかり的な経歴を持った人の仕事術。とくに目新しいことはなかったものの、コンシューマー(読者)フレンドリーで、著者の人柄が伝わってくる非常に良い本であると感じました。
彼のように仕事に打ち込んだ人生を送りたいと思うし、ビジネスには「好奇心が大事だ」と主張には、素直にうなずいてしまった。