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Posted by ブクログ
方向音痴の原因が、ただ単に認知能力の問題ではなく、エスニック・アイデンティティーや社会的自己概念の影響があるというのは面白かった。
本の中で面白かったのは、イヌイットのアラスカでのナビゲーション、ミクロネシアの人々の海でのナビゲーション技術は生死と直結しており、自尊と存在をかけたものになっていることには目を見張った。また、カーナビゲーションによって道迷いが減り無駄なガソリン消費削減に役立ったとか、病院内での患者迷いの対応によって職員人件費が4人の1年間分の費用になるというのは、道迷いの世界って、思ったよりも広大なテーマなんだなと思った。
自分にとって以外だったのは、この本では、ニューヨークシティや京都のような碁盤の目のような都市のほうが迷いにくいとされていたこと。自分にとっては碁盤の目の都市は、道がまっすくで直角に交わるという同じパターンで見分けがつきにくく、何度も位置確認を迫られる。碁盤の目でない都市のつくりのほうが簡単なのだが。
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