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◆DXやAI導入の前に取り組みたい業務プロセスの設計や改善を学べる1冊◆
近年、システム・AI導入やDX推進が目的化し、現場の非効率が温存されたままプロジェクトが進行してしまうケースが増加しています。本書は、デジタル技術を真の成果につなげるための土台、すなわち業務プロセスの構造化と再設計を体系的に解説した実用書です。主な特徴は、以下3点にあります。
特徴の1つが、「業務設計の基礎から継続的改善までを体系的に学べる」点です。本書は、業務改善を単発の取り組みで終わらせず、組織能力として定着させるための道筋を、理論と本質的な思考法に基づいて体系的に解説しています。要件定義の前段階として、システム化すべき業務プロセスそのものを明確にする方法を提供します。
特徴の2つ目が、「現場主導で進める多角的な現状分析と可視化のための実践的なWORKINGを収録している」点です。本書で取り上げている数々のワークシートを通して、業務部門とシステム部門が共通認識を持ちながら、部分最適に陥ることなく全体最適な業務プロセスを構築する方法を詳述しています。
特徴3つ目が、「DXプロジェクトが主題のストーリーで理論の実践と定着を追体験できる」点です。本書の最終章(第7章)では、架空の中堅メーカー『高山技研』のDXプロジェクトを舞台にしたストーリーを通して、これまでに解説された業務設計の理論が、現場でどのように適用され、成功へと導かれるのかを追体験できます。
これらの充実したコンテンツと業務設計の初心者に向けての購入者特典を通して、業務プロセスの可視化から改善の実践、そして組織への定着といった業務設計の基本を学ぶことができます。「技術ありき」ではなく「業務ありき」の視点で変革を進めたい方にとって、確かな指針となる1冊です。
■こんな方におすすめ
・システム開発の上流工程に携わるエンジニア、情報システム部門の方、ITコンサルティングの方々
・システム導入を通して業務設計、業務改善に取り組みたい経理・人事・総務などバックオフィス部門の方々
・属人化を解消し、変化に強い組織能力を構築したいと考える方々
■目次
第1章 本書の読み方と論文を読み解く技術
・1.1 目的化したシステム導入と開発の罠
・1.2 対立する情報システム部門と業務部門
・1.3人間とシステムの最適な組み合わせ
・1.4 システム導入・開発の前に業務設計が必要
第2章 業務設計の重要性を理解する
・2.1 業務の地図を作る
・2.2 視点を切り替えながら設計する
・2.3 具体と抽象を行き来する
第3章 現状の業務を分析する
・3.1 業務の全体像を把握
・3.2 業務の手順を整理する
第4章 業務の本質に迫る
・4.1 必要な業務の見極め
・4.2 まずはルートを見極める
・4.3 ムダの特定と撤廃
・4.4 理想の業務プロセスを設計する
第5章 適材適所にシステムを活用する
・5.1 すべての業務をデジタル化する必要はあるか
・5.2 業務を支えるシステムを選定する
第6章 アジャイルな継続的改善を実施する
・6.1 業務設計は一度では終わらない
・6.2 業務変化とともに生まれるムダと非効率
・6.3 業務を再設計しやすくする
・6.4 小さな改善を日々積み重ねる重要性
第7章 ストーリーで学ぶ業務設計
・7.1 DXプロジェクトの失敗
・7.2 業務設計という光
・7.3 現状分析と現場の壁
・7.4 ムダの発見と変化の兆し
・7.5 再構築とシステムの選定
・7.6 次の業務設計へ
WORKING 1 業務設計の重要性を理解する
WORKING 2 業務の地図を作る
WORKING 3 個別定義シートを作る
WORKING 4 前後の業務のすり合わせを行う
WORKING 5 情報の地図 を作る
WORKING 6 課題を洗い出す
WORKING 7 業務のスリム化施策の検討
WORKING 8 理想の具体化とギャップ分析
WORKING 9 導入するシステムを検討
WORKING 10 システム導入後の業務を再設計
■著者プロフィール
武内 俊介:1981年生まれ。業務設計士、税理士。株式会社KEELL及び株式会社リベロ・コンサルティング代表取締役。金融、会計事務所、スタートアップを経て、2018年に業務設計コンサルティングを開始。DX推進プロジェクトにおける「業務の可視化と構造化」を中心にさまざまな企業を支援している。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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