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「余命三か月。末期癌です。」突然、清徹から病気と余命の告白を受けた節子──。自分を見届けて欲しいという清徹に、節子は大胆にも“ともに寝る”ことをお願いするが…? 一方、己の定まらない信念に悩む清玄は、言いようのない胸騒ぎを抑えられずにいて……。あまりにも突然に動き出した三人の運命は、急速に、大きく坂道を駆け抜けていく。そしてついに、物語は佳境へ──。
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Posted by ブクログ
死ぬのは怖い。 今ここにある意識が"無"になることを思うと、ぞわぞわと落ち着かない気分になります。だから普段は考えないようにしています。でもいつか必ず向き合わなくてはならない日が来る…。 世は常無らぬのが理だから。 形あるものはいずれ塵へと還るのだから。 『死』が目前に迫ったとき...続きを読む、苦しみたくはないです。醜態を晒したくない。最後まで毅然と生きていたい。仏の教えはその助けになる。 余命3ヶ月の清徹。 清玄は友の死に何を観るのでしょうか?
うわぁぁ…すごい、展開。 ラストの描き方は秀逸。 うまく言い表すことができないけど、清徹の秘められた思いに胸が締め付けられた。
清玄、清徹、節子の三角関係はどうなるの・・・と思っていたら、なんと清徹に驚きの展開。このマンガの最後がわからなくなってきました。 最初は多少コミカルな展開もあった気がするけど、どんどん重い展開にまっしぐら。人の生き死にの横にあるお寺って、すごい場所なんだなあ。
まさかの展開。 「死ぬのは怖いか?」という問いに対して、仏教の観点から見つめる事で、生きるとは何かを描こうとしている作品。
物語は佳境に向かっているわけですが…次巻が気になりすぎる描き方。秀逸。ちょっとゾクゾクしました。果たして、「お慕い申し上げます」って清徹、清玄、節子…誰の言葉なんだろう?
清玄はただ単に悶々と俗世と色欲にまみれた生臭キャラかと思いきや、子供だった清徹が得度するきっかけになったり、節子さんの正見を助けたり、無自覚に人に示唆を与えることができる、あくまで、天然だけれども人を導ける、そういう存在に思えました。清徹は自分亡き後の清玄のことを考えて、いろいろお膳立てをしていて...続きを読む深い想いを感じずにはいれませんで、最後は涙腺崩壊しました。清徹と節子さんのあの衝撃の木の上での一巻の出来事が、こういうふうにリンクしていくのが刹那くて、たまりません。「止むなし」とか「八正道」「妻帯」「無財の七施」「無常」「生老病死」とか、仏教初心者のワタシには節子さんを通してとっても勉強になります。さらに節子さんが「正見」によって自分を取り巻く風景から「くもり」をとりさろうとする描写が素晴らしく、ふだんどれだけ周りの人を、出来事を、風景を正しく見ることができているんだろう?と節子さんを通して自分を省みる、なんだか清徹の言葉をかりれば、心を深くしてくれるような巻でした。「お慕い申し上げます」というタイトルは男女のそれとばかり思っていましたが、「南無」に通じているのだということにようやく気づいて、仏教についての造詣をもっと深くしたいという気持ちになりました。
うそだ~!清徹!! まさかほんとに?? ものごとをありのまま見つめようとする節子。死にゆく清徹もその対象なんて。。 節子との関係は、教えを乞うものと乞われるものというスタンスを崩さなかった清徹。節子、なんだか難儀な人を好きになったもんだな~。 このあとどうなるんだ??
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