ネタバレ
Posted by ブクログ
2011年01月08日
さいとうちほ作品は久しぶりです。
(最近の作品は、いまいちなところがあって・・・。)
今回は、ラクロの「危険な関係」が原作になっているということです。
これまでの作品では、貴族のお話はこれまでもありましたけど、ヴァルモンは魅力的に書かれているし、メルトイユとの手紙のやりとりが元になっているっている...続きを読むのもなかなかなくて、面白かったです。
それにしても、ダンスリーは、ちょっとヴァルモンを信頼しすぎましたね。おかげで愛するセシルは、ヴァルモンに処女を奪われてしまったようです。恋は盲目とはいえ、代償は大きかったと思います。
ヴァルモンとメルトイユがおぼこいセシルと真面目なダンスリーとの間に入って、二人を翻弄していますが、ヴァルモンの求愛を避けるトゥールベル夫人との関係とか、これからどうなっていくのか、楽しみです。