海軍めしたき総決算

海軍めしたき総決算

小説・文芸
1,210円 (税込)

6pt

4.5

艦底はそのまま「時代の底辺」でもあった。
「戦争」というものを下から、底から、覗いたのだ。

『海軍めしたき物語』で描かれた海上勤務を経て、著者は命からがら帰国。
次の赴任先は「神風特攻隊」で知られる串良航空隊だった。
算盤片手の経理仕事に奔走する日々のなか、次第に戦況は悪化していき、串良にも敵機の影が――。

非戦闘員の著者が見つめた、終戦と「その後」を描く、唯一無二のイラスト・エッセイ集。

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海軍めしたき総決算 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    前巻の「海軍めしたき物語」に続く、面白いノンフィクションです
    途中から、一段と面白くなって、より引き込まれて、時間を忘れて読みふけりました
    しかし面白くとも、ただただワクワクする楽しい読書体験にはなりませんでした
    「非常呼集」が掛かったところから、敗戦の空気を感じるのですね
    そうして、周知のとおり敗戦となるのですが、気持ちが沈んでいきました
    負けることの喪失感と無力感を味わえました 切なさすら感じれない程の空しさでした
    底の無い虚空へと落ち続けているような悲しさを感じられました
    だから、どうして戦争が泥沼の様相になってから、長期化するのかが分かった気がしました
    負けられない戦いが、国家間の戦争ですから、負けを認められない上層部が、敗戦を受け入れて、白旗を挙げるまでの決断が先送りされ、時間が間延びします
    そして、神風特攻隊のような作戦が実行されたのも分かった気がします
    こうまですれば、軍は頑張っていた全力を尽くしていた、と胸を張って過失が少ないと自己正当化するために、やぶれかぶれに奇策に溺れていくのだと思いました
    歴史は、過去に起こった出来事の積み重ねですから、大きな有名な事件ほどオチが当たり前の事実になっていて、ネタバレした上で、楽しませるのは作家の腕だと思います 作家の手ほどきでもって、ある地点から区切って、物語の空間に仕立てなおしてもらったことで、読み切れました
    面白いノンフィクションなので、戦後80年の今こそ、維新後80年の戦争のことを知るチャンスだと思います オススメです

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    海軍をめしたきから始め
    年数で昇進はするけれど
    特に活躍したわけもなく
    何となく流されていた?

    部下に手を上げることは出来ず
    誘われれば いや となかなか言えず
    頼まれ事は なかなか断れず
    時には成るようにしかならんと開き直り

    この人は結構柔軟性に優れている?のかもしれない

    戦争を始める人にはよくよく考えてほしい
    負けるかもしれない って事と
    人の命が失われる事、
    それは自分の家族や友人かも知れない事を

    0
    2025年12月26日

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