旅は旨くて、時々苦い

旅は旨くて、時々苦い

1,188円 (税込)

5pt

4.7

30年以上にわたって世界を旅してきた著者が、各国で出会った「食」を切り口に、旅の日々を綴った紀行短編集。中国、ロシア、ドイツ、メキシコ、トルコ、アメリカ、インド……味の記憶とともによみがえる旅の場面を、旅情豊かな文章で紡ぐ。
第6回「斎藤茂太賞」(『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』)受賞後第一作。

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旅は旨くて、時々苦い のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人の旅話を聞いてもあんまり楽しさを感じずに興味が持てない。それは旅は経験であるからこそ。経験は自分がしてこそ味がする。

    旅先での忘れられない景色。
    マウントジョンの星空、どこか忘れてしまったけれど終わりの見えない岩砂漠の地平線、ボルネオでの昼と夜の境目に浮かんでくる1番星、カンボジアの遺跡で猫とお

    0
    2024年02月18日

    Posted by ブクログ

    30年以上前から「旅」を生業としている「旅の
    達人」による紀行集です。

    特にトラブルやドタバタを描くわけでもなく、
    そこで見た景色を水墨画を描くように淡々と
    描写する内容には旅情を誘われます。

    主に食がテーマであり、辺境の地で食べた食事
    などもゲテモノではなく、現地の人からちょっ
    と誘ってもらっ

    0
    2024年01月31日

    Posted by ブクログ

    山本高樹さんが旅人となり旅を言葉に写真にされるようになって30年か、、とそんなに昔から存じている作家さんではないのだが、なんか、ラダックの風息あたりと比べると、すっかり、大ベテラン、この道の大家になっておられて、本書の文書は堂々素晴らしい。
    それでも、彼はつねに迷い知らないことを知らないわからないこ

    0
    2023年07月22日

    Posted by ブクログ

    まず第一に本のタイトルのネーミングセンスに脱帽です。全部詰まってますね、このタイトルに。
    少しずつ、異国の地を想像しながら、わからない国は画像をググって、想像できるようにしてから、あえてゆっくり読みました。旅のすばらしさと少しの寂しさが溢れた素敵な本でした。

    0
    2022年10月25日

    Posted by ブクログ

    自分は寝る前に少しずつ読んだので、毎晩日本ではないどこかの景色を想像できたことが嬉しかった。

    読んでいて、若菜晃子さんの『旅の断片』を読んだ時の感覚がよみがえってきた。美味しい水をゴクゴクと飲んでいるような、読んでいて染み渡っていく感覚があった。

    旅した景色が再度訪ねた時になくなってしまっていた

    0
    2022年09月20日

    Posted by ブクログ

    インド シーク教の総本山
     黄金寺院内には「グル・カ・ランガル」という
    無料食堂があって
    礼節を守るものには
    食事が配られるんですね
    毎日10万食配るとか
    スケールが違うわ

    著者は写真家でもあるので
    冒頭にだけついている 写真も
    すごくいいんですよねぇ
    もっと写真も載せてほしかった

    0
    2023年04月14日

    Posted by ブクログ

     上海ガニ、ラグメンなど世界の様々な食べ物を食べ歩いている内に生きて行くためには、何かを口にしてその命をつないで行かねばならないし、多くの人の力で生きていられる事に気付き、感謝の気持ちを忘れてはならないと言う事が書かれていた。

    0
    2023年01月04日

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