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なぜ仕事は休みにくいのか? 学校教育のあり方を出発点に、理不尽を我慢することに慣れた社会を「休みやすく」する方法を考える。
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Posted by ブクログ
休んだ方が良い!この本が休み方を教えてくれるわけではないが、学校ならもう少し科学的な休み方を教えて欲しいかもしれない。
休むことは人生の質を向上させる為には必須であるということが、自分の経験からも感じていたが、本書での様々な事例紹介により改めて認識させられた。 日本の学校教育は将来的に社会に出るための我慢や忍耐を身に付けさせる側面を持つことは、まさにその通りだと思う。体育会系のノリとか。 日本社会は仕事の成果より...続きを読むも休日出勤や残業の多さ等の休まないことが評価される風潮がまだまだ根強く残っていると思うが、さすがにもう時代に合っていないと思う。
自分が休暇制度について把握しないで働いているのは、休むことへの関心が今までなかったからだともいえる。とはいっても、休んでも代替えの職員がいないことや、休んだら休んだで仕事が滞ってしまうことなどを考えると、中々休めないのが現状だろう。ならば、休むことができるように下から上へ働きかけていくことが必要だと...続きを読むいう筆者の意見はその通りだと思った。
働き方改革が進められてきたはずなのに、なぜ日本では長時間労働がなくならないのか。本書はその原因を、「休むことは悪」「周囲に迷惑をかける」という日本社会に深く根付いた価値観に見出している。問題の所在を個人の努力不足ではなく、社会的刷り込みとして捉えている点が印象的だった。 特に興味深かったのは、休み...続きを読む方そのものを学校教育の段階から学ぶ必要性を提起している点である。一方で、産休・育休・介護休暇に伴う代替要員の確保など、企業が現場で直面する具体的課題については、やや踏み込み不足に感じた。 また、自己研鑽が労働に該当するかどうかが争われた過労死・過労自殺の事例紹介は、本書の中でも強く印象に残った。「努力」や「成長」とされがちな行為が、実際には過重労働として命を奪うことがある現実を突きつけられる。 「休むこと」を個人の怠慢ではなく、社会の仕組みの問題として捉え直す視点は非常に示唆的だった。教育だけでなく、労働現場や制度設計の観点も含め、多角的に考え続けるべきテーマだと感じた。
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「休むと迷惑」という呪縛
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保坂亨
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