Posted by ブクログ
過去にあったとある宗教の取材ノートの聖典を見つけた主人公が、軽い気持ちで実行し、呪いにかかるというホラー。
呪いの感染が、呪いの元ではなく呪われた側が感染させていくリング形式で、退けるだけでまた戻ってくるというタイムリミットがあるので、人間のクズさが出てくるんだろう、というところ最初の方で一気に理解させられるので、構成のうまさと、純粋なタイムリミットへの焦燥感を楽しめるのが好み。
タイトルの信じ方というよりも信じさせ方のような気もするが、聖典というかっちりしたもので信じた時代、誰かと繋がるという共同体で信じた時代、露悪的というか煽って誰かを穴に落とそうとするようなネットリンチの時代と広め方が変わっていくのが面白く、口を開けてればいい神は、時代によっては楽だろうなとも思う。
主人公の徹頭徹尾のクズさも、こういう系統のホラーのラストを味わったとしても、なお爽快感が勝る。