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バルバロ! は、いま一番面白いマンガであり、いま一番読むべきマンガだ。
好きな相手なのに、「死ね」と思ってしまう。
そして相手もまた、自分がその人を傷つけていることを知っている。
だから、離婚調停中。
でも、まゆみちゃんも孝志君も悪くなくて、原因は育ちや生活環境の違いなんて身もふたもない。でもそういうもん。自分たちがあがいてもどうにもならない部分で彼らはすれ違い続ける。
この作品では、人間の良さと愚かさが、浮かんでは消える。
だから読後感が妙に文学的だ。
内容は全然ポップじゃない。だけど、不思議なくらい読みやすい。
あらすじを説明するのはたぶん野暮で、この面白さは読まないと伝わらない。
Posted by ブクログ
コーポアコーポからバルバロへ。
そこに実在しているものとして人物たちを描いていて、おそらくはコーポアコーポの人物たちの生活も今もまだ続いていて、それを知れないのはただ岩浪れんじが描いていないだけで、その人物たちの生活は確かにまだあって、それはこのバルバロの人たちも同じで、彼女らの過去はもうすでにあるものとしてあり、まだないわけではなく、ただ岩浪れんじが描いていないから我々には見られないだけで、それは確かにすでにあり、そして現在の今の今も彼女らの生活はおそらく止まることなく流れている。
それは今を生きている我々の時間が決して止まらないのと同じで、そこにあり、そして息づいている。
それを抽出してマンガとして作品にする岩浪れんじの力量というか、観察眼、他者に対する眼差しの確かさや優しさに驚嘆する。
この掬い上げ、というか救い?
みたいな?
この感覚はなんというか、教え込まれて獲得出来るものではなく、それを手にしている岩浪れんじは今後もそのいわゆる才能というものをおおいにはっきして、今後も掬い上げ、というか救いをマンガとして昇華して欲しいと思った。
とにかく、すごいマンガを描く人だなと。
なんだか、自分の過去を肯定してもらえている気分にもなるというか、自分の身近にいた人たちの、あの頃を作品にしてもらえているような気がして、ありがとうという気持ちになる。なっている。
そんな感じ。
時々、身につまされつつ。
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