冤罪 なぜ人は間違えるのか(インターナショナル新書)

冤罪 なぜ人は間違えるのか(インターナショナル新書)

957円 (税込)

4pt

4.2

無実の罪が相次いで産み出される真の原因を「冤罪の科学」が解き明かす――◎人間は間違いから逃れられない ◎人の心には「盲点」がある ◎黒の捜査、白の捜査 ◎なぜ「直感的判断」は危険なのか ◎ノーベル経済学者が指摘した「結論バイアス」のリスク ◎ジェンダー・バイアスが生んだ冤罪事件 ◎裁判官も陥ってしまう偏見と差別 ◎正義感が冤罪をもたらすわけ ◎人間は自己正当化する生き物だ ◎「引き返す勇気」は持てるのか ◎「集団浅慮」のリスク ◎失敗が放置される「現状維持バイアス」のトラップ

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冤罪 なぜ人は間違えるのか(インターナショナル新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人間は誰でも間違える。そのことを深く刻みながら裁判に捜査に対処する事の大切さ。特に死刑冤罪の理不尽さについて具体的に述べられ、また死刑廃止論も主張されている。
    他人事のように感じてしまう冤罪、自分や親しい人に降りかかったらと思うと本当に恐ろしい。国家権力による公正な、証拠捏造などのない捜査も疑わしい

    0
    2025年03月21日

    Posted by ブクログ

    この新書で取り上げられている事件はすべて知っているし、
    原著も読んでいる。
    つい先日はノンフィクションも読んだばかり。
    気が付けば検察の冤罪の本は相当読んでいるということだ。

    また仕事柄、人は誤るもの、不正に走るもの、という、
    人の弱さに関する知識もそれなりにある。

    つまりこの本に書いてあること

    0
    2025年01月27日

    Posted by ブクログ

    本書をひらいて、まず序章からびっくりなのが
    現在の日本には「冤罪事件の原因検証制度はない」という事。勿論、警察官や検事、裁判官だって「人間」だから、間違えることもあるだろう。でも、いつどこで、誰が、なぜ間違えたのか?それを検証しなければ、反省、学習する事も世間に知られる事もないまま同じ過ちは必ずや繰

    0
    2025年01月24日

    Posted by ブクログ

    咄嗟の判断で逃げ切る。生存競争に勝つために備わった本能。それは現代社会で暴走する。生き物として働く直感のバイアスが間違った見立てにつながる。認知的不協和を避けたいがために反証を否定し、誤りは正されることなく増幅する。自白強要、証拠改ざん。動機は正義感。悪意からではない。…人は必ず間違える。間違えるこ

    0
    2025年01月22日

    Posted by ブクログ

    冤罪はなぜ起こるのか、そしてどうやったら防げるのか。多くの実例や心理学、認知科学、社会学等の知見を総合して、『冤罪学』としてまとめた著者。本書は、その成果を一般読者にもわかりやすく説明している。
    本書は、日本での冤罪事件、そして日本の司法システムの構造的な問題点を取り上げる。前提として、人は必ず間違

    0
    2025年04月09日

    Posted by ブクログ

    学問としての冤罪学の入門書として秀逸である。内外の理論や定説をほぼ網羅している。ただし、その分、自分が冤罪リスクに遭遇した時(例えば痴漢など)に役にたつ一冊かと言えば、そうではない。

    0
    2025年01月31日

    Posted by ブクログ

    人は過ちを犯す。それは検察や司法に携わる人びとも同様であり、重要なのは、そこで立ち止まり信じ込んでしまったバイアスから抜け出せるか否か。体裁や保身で問題を看過する姿勢は不誠実極まりない。そこで犠牲になるのは他者の尊厳であり、最悪の事態として冤罪を放置する。あってはならない悲運をどうやって防ぐか、自尊

    0
    2024年12月31日

    Posted by ブクログ

    数々の気の毒な冤罪の事案をしると、本人だけでなく家族の人生まで奪ってしまうことがわかる。
    あーそんな人間心理で冤罪が生まれて、さらに真実が意図的に、だけでなく知らぬ間に隠されていくのか、とよくわかる本だった。

    0
    2025年09月09日

    Posted by ブクログ

    「冤罪」に関する本だが、ほとんどは人間の認知バイアスに関する話だった

    冤罪が起こる原理は
    1. 人間の認知バイアスによる誤った見識の発生
    2. 組織的なエラー増幅
    3. 冤罪に対してのフィードバック欠如
    により起こる

    これは、司法の話だけでなく、普通の失敗に関しても同じだと思うので、「人間は間違

    0
    2025年01月13日

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