公爵家の図書係の正体

公爵家の図書係の正体

小説・文芸
1,540円 (税込)

7pt

3.8

18世紀ロンドン郊外。40歳の誕生日をむかえたティファニーは独身で、異母兄の世話をして暮らしていた。横柄に振る舞う彼のもと、お茶の缶には鍵がかけられ、昼食はなし、大好きな歌を歌うことも、本を読むことも制限される日々。そんなある朝、異母兄を起こしにいくと返事がない。日頃から体調が悪かった彼は、ベッドの上で息絶えていた。ようやく自由になれたかもしれないと思ったけれど、独身女性が就ける仕事はとても少ない。それにこの家は、異母兄のしていた公爵家の図書係という仕事のために、雇い主が貸してくれているものだ。このままでは住む家すらなくなってしまう……天涯孤独で行き先もないティファニーは悩み、大胆な決断を下す。それは、異母兄になりすまして、公爵家の図書係として働くことだった!

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  • 公爵家の図書係の正体
    1,540円 (税込)
    18世紀ロンドン郊外。40歳の誕生日をむかえたティファニーは独身で、異母兄の世話をして暮らしていた。横柄に振る舞う彼のもと、お茶の缶には鍵がかけられ、昼食はなし、大好きな歌を歌うことも、本を読むことも制限される日々。そんなある朝、異母兄を起こしにいくと返事がない。日頃から体調が悪かった彼は、ベッドの上で息絶えていた。ようやく自由になれたかもしれないと思ったけれど、独身女性が就ける仕事はとても少ない。それにこの家は、異母兄のしていた公爵家の図書係という仕事のために、雇い主が貸してくれているものだ。このままでは住む家すらなくなってしまう……天涯孤独で行き先もないティファニーは悩み、大胆な決断を下す。それは、異母兄になりすまして、公爵家の図書係として働くことだった!
  • 公爵家の図書係は恋をする
    1,595円 (税込)
    40歳で独身のティファニーは、公爵家の図書係の仕事と自らの家を手に入れた。穏やかな日々を送るなかティファニーの心を占めるのは、書店主で治安官のサミールだった。彼と家庭を築けたらどんなに幸せだろう。そんなある朝、仕事に向かおうとしたところ、道をふさぐ何かにつまずいた。よく見てみるとそれは、半分雪に覆われた男性の遺体で、少し前まで公爵家に仕えていたフットマンだった。彼は女癖が悪いことで有名で、メイドたちに手を出し、パブで女性に暴言を吐き、金銭トラブルも起こしていた。ティファニーとも確執があったため犯人なのではないかと疑われたが、逮捕されたのはサミール。さらに彼には、想像もしなかった大きな秘密があり、ティファニーの心は乱れるが、自分の信じる愛のために、犯人を捜すことを決意する!

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公爵家の図書係の正体 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    自身の生活の為に異母兄になりすまし、図書係の仕事を遂行しつつ、犯人を探す。この設定だけでも物語は充分進みそうですが、そこに主人公自身の人間関係や恋愛描写も絡み合い、単なるミステリー小説だけではない要素もあって展開が予測出来ず時にハラハラとしかし楽しく読み進める事が出来ました。最後も収まるべき形で収まり、後味悪くなく読めたのも良かったです。舞台が18世紀のイギリスという事で当時の女性のあり方や歴史背景等も感じられて、その辺りも興味深く読むことが出来ました。同じ作者さんの別作品も探して読んでみようと思います。

    0
    2026年07月12日

    Posted by ブクログ

    面白かった!そしてとっても読みやすい!
    まるで美女と野獣のベルがそのまま40歳になったような、本好きな主人公、ティファニー。
    生活の保証はされているものの、紅茶いっぱい飲むにも茶葉に鍵をかけられ、異母兄に支配される日々。
    それでも、腐らず清々しくたくましいところに主人公が好きになる。

    この本を読む上で結構重要なのが、舞台が18世紀であるということ。ライトな読みやすさになっているものの、女性に権利はなく、男性の支配なしには生きられない。男性のパーソナリティによって、家庭内での尊厳が奪われるのが当たり前の世界。

    裁判制度が整っておらず、民衆の不満感情と、みせしめのための公開処刑まっしぐらな環境で、陪審員すら差別意識に揺らぐ。

    真実を立証しただけは解決しない。

    とんでもなく不利な環境で、どう裁判を乗り越え、健康で文化的な最低限度の生活を確保でくるのかも、大事な読みどころ。

    ライトなキャラクターに助けられながら、魅力的に、細やかに描かれている18世紀の生活描写が楽しいこと!ごはん美味しそう。手縫い刺繍のドレス素敵。公爵のお屋敷「アストウェルパレス」の華やかさと、使用人世界のわくわく。

    縛り首などの18世紀の不穏な風俗と、お屋敷メイドもののわくわくと、結構緻密なミステリー、そしてロマンス!
    様々な要素が非常に難しい バランスで成立している 面白い作品だと思った

    0
    2025年09月13日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読むコージーなミステリ。導入はビックリだったけど時代背景を考えると仕方の無いことか。続編も出ているようだし、じっくり読むか。

    0
    2025年07月26日

    Posted by ブクログ

    感想
    身分を偽る図書係。それは物語の仲介者として人々の関係を縫い合わせる。主人公であるがトリックスター。今後どのように活躍していくのか。

    0
    2024年09月12日

    Posted by ブクログ

    設定に無理があって最初はがっかりしましたが、中盤からミステリー要素が動き出し、最後まで読めました。これは果たして「コージー」なのか?

    0
    2025年12月21日

    Posted by ブクログ

    新聞の書評欄で知り読んでみた。ストーリーは通俗的なミステリー小説。善人と悪人の描き方が類型的で、人物像に深みがない。ミステリーとしても今ふたつと言った所だった。一方、18世紀の読書事情や貴族の習慣、身分制度、女性蔑視、人種差別、風俗などイギリスの貴族の生活がよくわかり面白かった。当時読まれた知らない小説もたくさん紹介されていた。また女性が蔑視されている事に現代アメリカの視点から異議申し立てしているような表現が散見され、いかにもアメリカ的な小説であった。
    公爵夫人が息子が死刑になりそうなのに、あくまで受け身というのが、不思議というかストーリー上の瑕疵で、突けば色々問題のあるストーリーではあったが楽しめた。

    0
    2025年09月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    舞台は18世紀イギリス。ある日、公爵家の図書係を勤める義兄が家で突然死んでしまった。職も財産もないティファニーは義兄になりすまし、このピンチをしのごうとする。そんな折、レディメイドが毒殺されてしまうが・・・。

    18世紀のイギリス(フランスではマリーアントワネットの全盛期だった頃だそうだ)。階級格差も、人種差別も、女性蔑視もまだまだ蔓延る時代。40歳の独身ティファニーは、あらゆることが許されず、制限され、何も持てない人生だった。それが義兄が死んでしまうことで、初めて“生きる”ことができた。
    ティファニー、ちょっとドンくさくて(笑)、いろいろ失敗をするので、すぐに変装がばれそうで。物語を読むことに夢中で、お人よしで、怖がりで。なかなか魅力的な人だった。白のものを黒と言い切れる圧倒的な権力、理不尽とも思える裁判、最後までハラハラしたが、無事にハッピーエンドだった。
    って思ったら、続きがあるらしい。

    18世紀の風俗の描写がリアルで読んでて興味深かった。まだ下水道もなかったから、ニオイも片付けも大変そうで、確かにその中で死んでしまうって、気の毒だったろうし。貴族の服装と装飾の複雑さ、最先端らしい女性の髪型の描写も面白かった。ぬいぐるみが乗っているなんて訳分からない(笑)。それと判決が出てすぐの絞首刑、めちゃめちゃ怖い。あっという間に真犯人が絞首台行きになってしまって、民衆が楽しんで見ていることも恐ろしい。その時代に生まれなくて良かったわ。

    0
    2026年02月16日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    舞台は18世紀のイギリス。
    酷い男尊女卑に絞首刑も当たり前に行われている時代。
    女が男になりすますだけで絞首刑になりうるなんて本当に怖い時代で、兄になりすまし職や家を得て過ごすティファニーが最後どうなってしまうのかハラハラしながら読みました

    0
    2026年01月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かったけど、主人公の設定周りが好みじゃなかったので、やや減点。

    面白かったのは衣装や手紙周り。インクを乾かすために砂をまくとあるのが面白い。

    主人公のティファニーが兄になりすますというのも知らずに読んだので、冒頭、死んでびっくりした。裏表紙のあらすじすら読んでなかった。なんで読もうとしたのかも忘れてる。

    兄の死体を埋めて湖に入るところは洗礼だな、と感じた。第二の人生。
    そこでサミールと出会うのもなんか聖書的。
    40歳ながら実は美人なんですよと思わせる描写は好きじゃなかった。兄そっくりでなんでそうなる?サミールがティファニーに惚れたから?ビジュアル面の設定は好きになれなかったが、兄そっくりの顔立ちで身長が高いのが良い。そこは好き。

    時代への知識はジェイン・オースティンの高慢と偏見でよく知ってるので、ほんとにうんざりするくらい女性の生き辛さはわかっていたので、ティファニーが兄になりすますのも無理ないなと思った。
    兄が死んで、男のように振る舞ってようやく、意見を言えたり行動出来るようになって良かったねと思う反面、じゃあ今まで何してたんだ、という気持ちも。それを言ったら話が始まらないが。

    ヒロインの年齢を高めにしたのは、読者の年齢もそれくらいという想定か?なかなか見ない年齢設定でそこは新鮮でありつつ、やっぱりそれまでの人生の空っぽさが気になった。空っぽだからこそピンチになってなりすますことになったけど。

    兄ユライアからしたら身内をこき使えるので人を雇うより楽だったろうな。ティファニーはかつての婚約者が忘れられず、かといって家を出るほどのガッツも無く、って感じか?

    ミステリーとしてのワクワクさは無くて、犯人への有罪が決まって死刑になるスピーディーさに驚いた。冤罪だったらどうするんだよってくらいの人権意識の低さ。こわ。

    この時代の身分の差や生活や服装などが面白くて楽しめた感じ。

    0
    2025年07月17日

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