ざらざらをさわる

ざらざらをさわる

748円 (税込)

3pt

4.6

塾の休み時間にしていたひそかなおまじない。ひとりごとを言うときの見えない誰か。落ちこんだ気持ちをなぐさめてくれるおとも。結婚して気づいた名前というものの存在……。日常の中で通り過ぎてきた、ちょっとしたでこぼこを、やわらかな言葉と絵で切りとったエッセイ&イラスト集。初めて著した本書で、「紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30『キノベス! 2021』」に選出される。文庫化に際し、書き下ろし5編を収録。
※本作品は2020年6月に晶文社から刊行された単行本を文庫化に際し、加筆修正をしたものです。

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ざらざらをさわる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月28日

    なんどだって、だれにだってお勧めしたい本。
    これ大好き。わたしのバイブル。

    日常のひとつひとつにアンテナ張りながら、意図的に感性を鈍麻させないよう心掛けるのって、つかれるとおもう。
    でも私は、ちいさな言葉遣いに覚える違和感や、紅茶にミルクを入れた時のやわらかい匂いを拾い続けられる人間でありたいな
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    Posted by ブクログ 2024年01月21日

    私が三好愛さんを知ったのは、川上弘美さんの「某」を読んだからです。
    川上弘美さんの「某」の表紙にとても惹きつけられ、「某とは」、と手に取りました。三好愛さんのイラストには、無機質なようで生ぬるい餃子の皮ような、むにゅっとしているようでもしかしたらふんわりしているのかな、というような、不思議な感覚を受...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月11日

    生きているうちに感じたことのある躓くほどではないけれど、少しざらざらとした感覚…あれって言葉にできるんだ。私だけじゃないんだと嬉しくて解れていく。そういえば、赤福のざらざらは見て見ぬふりしてたのにこの本を読んでまた赤福を見る度、思い出してしまうようになったから、私のざらざらがひとつ増えたなぁと本を閉...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月08日

    表紙のイラストが素敵だなと手に取った本。

    日常にあるざらざらとした部分。
    苦では無いし、躓きもしないんだけど、
    なんとなく日々感じてる何とも表現し難い
    モヤモヤした気持ちが文章で綴られていて
    この感情って言葉にできるんだ!と思った。

    表現の仕方が素敵だったな。

    作者の旦那さんと同じ出身地で
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月06日

    共感できることが多く、話し言葉で書かれているからか、心地よくテンポよく読めるエッセイでした。

    いいなと思った文章↓
    「でも、大人になればなるほど思考と生活と社会は地続きだってことを知るようになりました。」
    -p34


    0

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