「奥州の竜」 伊達政宗 最後の戦国大名、天下人への野望と忠誠

佐藤貴浩

奥州の名家である伊達家に生まれた政宗は、18歳にして家督を相続。会津に覇を唱えた蘆名氏を滅ぼし、南奥の諸家を従えるも、秀吉の天下統一の前に挫折する。その後、豊臣、徳川に従うが、たびたび謀反の噂が立ち、後半生も平穏ではなかった。膨大に残る政宗の書状から、「野望」と「忠誠」がせめぎ合う、70年の生涯を読み解く。

【目次（予定）】
序章 伊達政宗の書状

第一章 戦国大名・伊達政宗
一、父と駆け抜けた日々
二、苦戦する政宗
三、南奧の覇者誕生
四、家臣との付き合い

第二章 豊臣大名・伊達政宗
一、秀吉との出会い
二、奥羽仕置と「政宗別心」問題
三、朝鮮出兵と秀吉の死

第三章 近世大名・伊達政宗
一、関ヶ原合戦
二、仙台開府と慶長遣欧使節
三、大坂の陣

第四章 元和偃武の世
一、家康の死と時代の変化
二、晩年の政宗

終章 伊達政宗の人となりと死
一、政宗の趣味と教養
二、政宗の死

おわりに

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 学術・語学 / 教育
• 出版社: KADOKAWA
• 掲載誌・レーベル: 角川新書
• 電子版発売日: 2022年12月09日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 5MB

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最新の研究も記載されていました。父と母のことは初めて知りました。ドラマのシーンが史実と思っていました

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政宗の発給した書状を中心として、その生涯をたどる一冊。戦国末期の独立大名から近世大名へと転身していく過程における当人の心情がうかがえるような内容で興味深いものがあった。

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書状や日記などの一次史料をもとに、最新の研究を踏まえつつ、丁寧に政宗の生涯を分析しています。
書状の内容も現代語訳してくださっており読みやすいです。
ゲームやドラマに出てくる伊達政宗像を変える一冊といっていいと思います。

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伊達正宗が筆まめなのをこの本で初めてしった。手紙なんか書かないイメージだったので新しい発見だった。
全体的にわかりやすい文章だった。章も時系列順で良かった。