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Posted by ブクログ
読んで幸せな気持ちでいっぱいになる本は滅多にないけど、これはそういう本。幼児(4、5歳くらい)のはじめちゃんとママとパパのなんでもない毎日。
言い間違い、勘違い、素直な感情爆発など幼児の面白さと可愛さがたくさんのエピソードで描かれている。三人が一筋の疑いもなく、信じ合い、愛し合っていることが伝わる。これを幸せと言わずして何と言うのか。
友達や知り合いに赤ちゃんが生まれたらプレゼントしてもいいな、いや、これを日本の若者に配布すれば少子化も解消するのでは?とだんだん興奮してきた。
しかし、ニュースで40代の重い知的障害の息子をあずかってくれるところがなく、70代の父親が殺したというニュースを聞いてこの心は一気にしぼんだ。どんな子どもが生まれようと、幸せを感じられるように社会が支援してほしい。全員がはじめちゃんのような子どもではないんだから。子育てって天国と地獄のどちらにも転ぶ怖さがあり、若い人はそれを恐れているのだし。
しかし、この本が良いことは変わらない。はじめちゃんは作者のお子さんがモデルには違いないだろうが、家の様子は昭和で(スマホもゲームもない)、作者の子ども時代のエピソードも入っているんじゃないかなと思った。
線は柔らかくて、優しい色合い。高野文子さんを思い出した。
子育てを終えた年配の人にもいいのではないか。
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