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普段、何気なく見ているまちなみ、道路、河川、建物も、 いにしえの人々の知恵や努力の結晶が カタチ=デザインとして残っていることが多いのも事実。 本書はそのデザインの読み解きかたを 建物はもちろんのこと、場末、窪地、人工的な洞窟、湧水、 坂道、暗渠、水路、路面電車、ガード下、屋台、お地蔵さんまで、 オール図解で分かりやすく解説しています。
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Posted by ブクログ
街歩きで発見できるいろいろな物をこれ一つで堪能してしまおうという本。 と言いたいがそれだと少し物足りないかもしれない。自分が実際街に出るための一つの形を頭に入れそして実際街を歩こうという感じ。 現在、過去、未来を含む街の景色を記録に残しておきたい。
ブラタモリのようで楽しい内容。鳥居の種類は先日読んだ神道入門ともリンクしており、よく分かった。しかし例で出てくるのがほぼ江戸なので、馴染みが無い…。関西の例も出してもらえると助かると思いつつ読んだ。
230717032 まち歩きには最適の一冊。まちをぶらり歩きするために必要(?)な知識が詰め込まれている。イラスト中心なのが良い。
日本の都市、建築のデザイン、遺構、構造のさわりの部分を分かりやすい図で説明している本。建築を実務でやっていて、分かりやすくそれを説明するのがうまい人たちが書いてるかなと思いました。とくに、絵がうまくて、分かりやすいです。 煙草屋とか看板建築の部分、都市構造と神社、お寺の関係のところなんかは面白いと...続きを読むころで、一番興味がそそられました。 後ろに参考図書が載っているので、これを見て興味がある部分をより読み進めるのはいいことかもしれません。
日本の伝統建築についての雑学をたくさん学べる一冊。 ためになるところはたくさんあったけど、東京や関西の建物についての話が多いかなぁという印象。
建築物や構造物のデザインだけでなく、存在する場所の意味まで丁寧に解説されている。 ・集落への入り口の岐路にある地蔵や祠、神社の参道入り口は魔物の侵入を防ぐ。 ・稲荷は土地の守り神で基本的にその場所を動かない。橋詰めに稲荷がいない場合、橋が移動している可能性がある。置屋稲荷は水商売の守り神。 ・橋上...続きを読むで嫌なことを叫ぶと水に流れると言われるのは、橋自体が神様だから。 ・「天子南面(天の中心は北極星、北に君臨する天子は南を向く)の思想のもと、神社は社殿を北に配置して南を向くことが多い。東(太陽)を向く社殿じゃ古社が多い。 ・城郭の石垣には普請にあたった各藩や石工たちの刻印、線条痕がみられる。魔除けの刻印は鬼門や城門近くに多い。 ・洞窟の向こう側は向こうの世界への入り口。水の神である弁財天を祀る社が多い。 ・四脚門は平安時代、三位以上のものだけが通るのを許された格式高い門。 ・家紋は血縁の基づく紋章、家印は地縁に基づき集落内の特定の家を表す印。 ・鬼門(北東)裏鬼門(南西)には猿の像や南天、柊、モモなどを植え、建物の隅を切る(角欠)をした。鬼が入らぬよう玄関、井戸、便所を置くのを避けた。 ・西洋の建築物には守護の象徴である門神獣が門や玄関に飾られる。罪の象徴としての羊を踏みつけるライオン像が代表。 ・瓦の文様は火伏せ、魔除けのまじない。
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