テウトの創薬
  • 完結

テウトの創薬

1,925円 (税込)

9pt

世界の新薬の6割を生みだす、創薬ベンチャーの知られざる世界!
カイコを利用する新技術でバイオ医薬品の生産を目指すトトバイオサイエンスの研究開発部長の進藤颯太郎は、工場で起きた事件をきっかけに同社の科学顧問で上州大学医学部教授でもある加賀義武の本性を知る。事件後、加賀と袂を分かったトトバイオと進藤は、新たな科学顧問探しと新薬開発を進めるが、加賀の妨害工作でトトバイオの株価は下落する。さらに帝央製薬と手を組んだ加賀の狙いは――。
研究の理想とベンチャー企業の綱渡り経営の現実がせめぎ合う、リアル創薬業界物語!

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テウトの創薬 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年05月07日

    表紙を見た時は高校生が主人公の話かと思ったが全然違った。が、ページを捲る手が止められないぐらい面白かった。この作者の次回作が早く読みたい。

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    Posted by ブクログ 2022年11月06日

    新薬というと大手製薬メーカー...というイメージが強いが、世界の新薬の約6割は創薬ベンチャーからの誕生。
      
    創薬ベンチャー業界の内情や製薬メーカー、アカデミアの関係性、そして投資機関であるベンチャーキャピタルなどを絡め、物凄く分かりやすく書かれていてサクサク読めた。
     
    又、PMDA(医薬品医療...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年07月01日

    蚕で医薬品を生産すべく研究を進めるベンチャー企業トトバイオサイエンスに蚕の大量死トラブルが発生!解雇した実力顧問教授の妨害との攻防、創薬ベンチャ―の知られざる開発、研究と経済界の動きが絡んで興味深い。主人公の気持ちは想い人に通づるのか。医学小説の一人者の面目躍如!

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    Posted by ブクログ 2022年06月19日

    『がん消滅の罠』にハマったのがきっかけで、この作品も読みました。創薬業界にこれまで縁がなかっただけに新鮮に感じました。抗体カクテル療法とかは、今のコロナにもつながるような‥なんて思いながらも、ちょっとカイコは苦手(汗)。登場人物のこのあととか、トトバイオの今後とか気になります!

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    Posted by ブクログ 2022年05月17日

    あまりに専門的な導入部分、岩木さんらしいが、読み飛ばしたよ…。カイコって、○頭なんだ…富岡製糸場にも行ったのに気づかなかった。お蚕様様様だからか。知らなかった!“殺虫事件ミステリー”ひっぱりすぎと思ったが、リスペクトか?しかし、あそこで手出すか?要素盛り込みすぎて失速⁈

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    Posted by ブクログ 2023年09月01日

    08月-19。3.5点。
    創薬バイオベンチャーの物語。カイコを使って創薬する会社。カイコに雑菌が入り込み、大量死。犯人は社内なのか。

    勧善懲悪のストーリー。単純だが結構面白かった。

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    Posted by ブクログ 2022年12月06日


    新薬の開発を題材にした小説。

    これまでに類のない新たな着眼点で
    がん細胞に効果を発揮する医薬品開発に
    情熱を注ぐバイオベンチャー企業と、
    それを全力で支える研究者や支援者の姿が
    詳細に描かれた物語。

    思わぬ事件が発生する中、諦めず立ち向かう
    人々の誠実な姿が素敵でした。









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    Posted by ブクログ 2022年08月19日

    97新薬というか創薬というか、たった一人の難病を治す薬が作れないことはわかる。生命がコストと比較されることへのもどかしさも分かる。ただ過去に大きな誤りをした役所の怠慢で迅速な対応が出来ないのはなぜ?本書を読んで考える。

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    Posted by ブクログ 2022年08月04日

    岩木氏の医療小説は2冊目として読んだ。今回は医療というより、バイオベンチャーの医薬開発。
    ベンチャー特有の困難にぶつかりながら前に進む姿は清々しい。が、もっと様々な困難があるはずで、小説向けに綺麗に整理されている気もする。大学教授と、その学生や親の絡み。主人公の彼女の抱える問題。様々がこのベンチャー...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月14日

    『がん消滅の罠』著者の新作。前半はミステリーで後半は勧善懲悪の(現代が舞台の)時代劇。製薬会社が舞台なので医療系の描写はあるものの、業界に強い影響力を持つ大学教授が悪役だったりライバル企業が出てきたり池井戸潤の『下町ロケット ガウディ編』のようなテイスト。そういう意味で既視感はやや強め。

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