彼女の背中を押したのは

彼女の背中を押したのは

1,815円 (税込)

9pt

書店に勤めていた妹が、ビルから飛び降りた。相談したいことがあるとメールをしてきたその日に。結婚と同時に上京し平穏に暮らしていた姉・梢子は、妹に何があったのかを探るため、地元に戻り同僚たちに会いに行く。妹を追い詰めたものは何なのか? 母の過剰な期待と父の無関心、同僚からぶつけられた心ない言葉、思うようにいかない恋愛……。妹の過去を辿ることは、梢子自身の傷に向き合うことでもあって――。

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彼女の背中を押したのは のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年03月20日

    読みながら、苦しくなる表現もあったが
    後半になるにつれて、どんどん面白くなって言った
    2日で読み終えたので読みやすかったと思います

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月20日

    すごく良かった!
    ヒリヒリするくらいリアルに繊細な感情が描かれていて、共感できる部分が多かった。
    はじめて読んだ作家さんなので、ほかも読んでみたいと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月30日

    妹がビルから落ちた。
    妹からの相談メールに応えてあげなかった姉は、罪悪感とともに、しばらく会っていなかった妹の足どりを追う。事故か、自殺か。

    妹の背中を押した犯人を探すミステリーかと思いきや、姉妹の関係、母との関係、いびつな家族、姉の息苦しさなど内面を見つめる内容。

    一気読みしたのは姉の苦しさや...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月03日

    「妹がビルから飛び降りた」という一報を受ける姉。ここから物語は始まる。
    その日に妹から「相談したいことがある」とメールを受けていた姉だったが、そっけない返事で対応してしまう。
    そのことを後悔しながらも、妹の身に何があったのか、妹を追い詰めたものは何だったのか。

    姉としてのコンプレックス、心の傷、家...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月19日

    残酷なシーンがあるわけでもないのに途中心が重くなった。
    契約社員の愚痴もわかるが、自分より経験も年齢も上の契約社員をまとめる立場の社員も辛そう。

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月18日

    苦しくて苦しくてたまらない。
    ビルから飛び降りた妹は事故か自殺か、真相を知りたい一心で頁を捲り続けた。

    物語には辛辣な言葉が多く登場する。
    『勉強しなさい、あなたは顔が良くないんだから』
    『あんた、マジで使えないね』
    家族や同僚からの容赦ない言葉の暴力。

    皆が要領良く出来る人間ばかりじゃない。
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月22日

    ありきたりの自分探しものかと思いきや
    思わぬミステリー展開にやられた。

    妹が引きこもっていることに対する
    主人公の心の動き。
    見たくない、認めたくないところを
    もう一度敢えて見つめなおしていく作業が
    誰しも思い当たる部分もあり
    読んでいてしんどいけれど良く描けていて秀逸だった。

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月15日

    実家に暮らしていた妹のあずさが、ビルから落ちて、意識不明の重体となった。半年前に結婚して、実家から逃げるように東京に移り住んでいた梢子は、急いで実家に帰ったが、あずさの意識は戻らないまま、事故なのか自殺なのかも分からない。梢子は何故、実家から逃げたかったのか、妹との間に、母親との間に、どんなことがあ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年05月16日

    書店に勤めていた妹が、ビルから飛び降りたと連絡があり、結婚して東京に住んでいた姉は、実家に戻る。

    その日の朝、妹からメールがあったのに忙しいから後で…と言ったことが気になり、書店の同僚や妹の交友関係を調べる。
    父の無関心や母の過剰な期待だったのか。
    思いのままにいかなかった過去の恋愛なのか。
    仕事...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月19日

    元書店員の主人公目線で進む物語。
    思い込みからの積み重なる負の感情によって
    他者の本質が見えていない怖さと
    それに気づいた時にそこからでも立て直すことの大切さを
    知るストーリー展開でした。

    0

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