ビジネスをして成果をあげるには、しっかりとしたビジョン、戦略、戦術、実行計画が必要不可欠だと思われている。
しかし著者はそれに異論を唱える。
世に成功といわれるものは、もともと明確な計画の下に達成されたものではなく、成功の理由などはたいてい「後づけ」だ。
むしろ実行する人の「想定外」、思わぬところで成功してしまう、というのが真実なのだ。
著者は古今東西のさまざまな事例を通して、われわれの思い込みを覆していく。
Posted by ブクログ 2017年01月09日
ビジネスであれプライベートであれ、目的や目標の設定、実行計画の構築といった直接的な意思決定アプローチが必須とされる風潮に、と著者は「そうじゃないよ」と一石を投じる。意思決定に科学があるのであれば人の出す結論はすべて同じであり問題は解決されるはずだが、現実はそうではない。回り道的な意思決定のアプローチ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月27日
「回り道をしても案外上手く行く」ということが書かれています。
何事も効率的に最短でやれるに越したことはないのですが、
その様な進め方をすると何かと綻びが出てきます。
自分がイメージしたのは急速に経済を発展させた日本が現状
精神的な面で様々な綻びが出ていることです(最近のニュースを見ていると特に感じま...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月29日
目的に直接的に向かうのではなく、無意識のうちに取り組みやがて達成してしまうというプロセスである回り道が重要
利益獲得の道はまさに回り道であり、意義があると考えた目的を追求した結果
複雑な問題を回り道的なやりかたで解決するには、未来に横たわる目的の解釈、達成途上に置く目標の実現、基礎となる行動の実践の...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月03日
感想は、まさに「想定外」2回通読したが、記憶に残らない。なぜだろう?と思って分かった。話が展開しすぎて結論や筆者の考え、意見などがほぼないからだ。
著名人の言葉の引用、その他逸話などは盛り込まれている。しかし、それがあまりにもさらりと流されている感覚が強く残った・・・装丁はいいけれど、内容はやや落...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月15日
フランクリンの言い訳とか、色々あったけど、結果に至るまでのプロセスは必ずしも合理的ではないし、一見合理的ではなさそうに見える過程であってもより良い結果に辿り着くことがあると。むしろ非合理的なプロセス、つまり回り道こそが、想定外のよき結果を生むことがあると。
この本を一言で言い表すなら、終わり良ければ...続きを読む