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リボンをかけた小箱をひとつひとつプレゼントするように、ちくまプリマー新書の装幀を続けて20年、500冊。アイディアは台所のテーブルで生まれる。パソコンは二人で一台。「ノイズ」や「ほつれ」こそが魅力。愛は必需品――。二人組創作ユニット「クラフト・エヴィング商會」が語る、装幀という仕事。ちくまプリマー新書500巻記念! 【目次】1 本は平面でありながら立体でもある――どうして装幀の仕事をすることになったか/2 つかず離れずというのがちょうどいいんです――どんなふうに二人でデザインをしているか/プリマー新書*装幀セレクション3 リボンをかけた小箱をプレゼントするように――「ノイズ」と「ほつれ」と「にじみ」/4 「何もしない」っていうのは、どうでしょう――「過程」があってこその「結果」なんです/「あとがき」の代わりに
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Posted by ブクログ
吉田篤弘さんが、お茶の水のデザイン学校に通っていて、学校に行かずに落第し、「朝、出席の返事だけして教室を抜け出すと、明治大学の裏の差かをおりて神保町に通って」いたとは! 三年くらい毎日。朝から夕方まで神保町の古本屋買いでひたすら古本を見ていて、それが結果としてデザイン学校に通うより役に立ったかもしれないという。面白い!
「どんなたたずまいの本がいい本なのか、というのを少しずつ覚えっていったんです。何千何万という数の古本に実際に手で触れて、内容そのものだけじゃなく、どんなふうに編集されているのか、文字組みとか目次とか奥付のつくりとかそうしたことを手で触れて覚えていったわけです。」
「たぶん、買えなかったから真剣に覚えたんですよ。」
「この出版社から出ている本は、どれもたたずまいがいいなぁ」とか、「この装幀化がデザインしている本は間違いない」というようなことを、すべて神保町の古本屋買いで学びました。毎日、学校をサボって。」
p125
●その都度、「楽しくつくってきた」としか言いようがなくて。
〇自分たちが楽しんでつくっていることが、読者にーーここは子供たちと言った方がいいのかな?ーー子供たちに伝わったらいいんだけど、とまずはそう思います。
●「子供たちに何かひとつ伝えるとしたら」に対する自分たちの答えは、「本をつくることの楽しさ、面白さ」に尽きるでしょう。
〇それを子供たちに伝えるためには、まずもって、自分たちが本当に楽しんでいるのか?面白いと思っているのか?ですよね。
Posted by ブクログ
クラフト・エヴィング商會がデザインした本が499冊になったことを記念して500冊目に発行された。本の顔である装丁について、デザインについて、精鋭たちの対談形式で進んでいく。ピックアップされた表紙の一覧は圧巻!!本文を全部読んだ後で表紙を見てみると思わずほう……と嘆息してしまう。
三章:リボンをかけた小箱をプレゼントするように
「ノイズ」と「ほつれ」と「にじみ」
プリマー新書は一律ではなく、子供たちにリボンをかけた小箱をひとつひとつプレゼントするようにつくりたいと思ったんです。で、その小箱の色とか形とかリボンの長さや柄といったものは、みな違っている方がいい。(p100)
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