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彼が死んだのは、暖かい春の陽射しが射し込む、穏やかな朝だった。十年と八ヶ月一緒に暮らしたというのに、それはとてもあっけないお別れだった…ぎじゅ太が死んでからというもの、僕は毎日を呆然と過ごした。僕の薄い膜の中に入って来れるのはみャ太だけだった…こいつは長生きするだろう。これから先、ずっと長い間可愛がって、二人仲良く暮らして。でもそうはならなかった。独身ライターとその小さな家族の、愛と孤独の物語。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
愛猫を看取った日記 ブログを元に書籍化したようだ 愛猫の闘病と死、出会いと蜜月、そしてその後 一人暮らしのライターが、梅雨のとある日に子猫と出会う 衰弱した二匹の猫「ぎじゅ太」と「みャ太」 ぎじゅ太は体が小さく病弱で甘えん坊 便が出にくかったりという闘病の末亡くなる 死後一年も経たないうちにみ...続きを読むャ太も辛い闘病の日々が始まる なかなか良くならない病状を淡々と記述されていると共に 普段の様子や過去の出来事を振り返りながら、猫を想う気持ちややるせなさ 著者の本業はアダルトビデオのレニューなどが主なライターとのこと そんな仕事と猫の病状の対比が何とも妙な対比を感じさせる タイトルの由来 初めて子供が生まれた男性が言うには 「子供は神様からの授かりものってよく言うけど、実際は預かりものやと思う。 こんな可愛い奴は夫婦だけのもんやない。 神様がある一時期だけ預けてくれたもんやから、子供をしっかり育ててて社会に出してやる義務がある」 そんな言葉を思い出しながら、僕は「猫の神様なら空のどこかにいるかもしれない」と考える。 「ぎじゅ太は一人暮らしの僕に一時期だけ預けて下さったものだから、猫の神様にお返ししました」 特に著者は「ぎじゅ太」と「みャ太」の出会い方があるが故に預かりものという意識が働くのかもしれない 私は猫を飼ったこともないし、今後も一人暮らしをする以上は飼うことはないと思う こんなものを読んだら尚更飼うのにハードルが上がる でも、出会いがあれば……と思わないでもない ただ、うちに来る子は可哀想かもしれないと思うとどうしても踏ん切りがつかないですねぇ 「孤独」という言葉が何度も登場するけど、著者は孤独には見えないけどね ある程度の人との繋がりがあり、猫との共同生活があり、世間とも繋がっていると思える もしこれで孤独なのであれば、私はもっと孤独な人間ということになるんだが? 私個人としてはそんなに孤独だとは思わないかな でもまぁ、孤独かどうかは本人がどう感じるかですからね
猫の神様
人の子も猫の仔猫も神様からあずかりもの…こんなに可愛い子たちを自分の所に預けてくださったのだから大切に育てる…本当にそうですよね。産まれたての仔猫をいとも簡単にすててしまう私の祖母が嫌いでした。こんな事をする大人にはならないようにしよう!子供の頃の私は猫と遊び、話をして一緒に眠る。猫のおかげで幸せな...続きを読む時間を過ごせた事を思い出せました。ありがとうございました
『毎日jogjob日誌』という、著者のブログからできた本らしい。 ぎじゅ太 と みャ太。 飼い主である著者が、どれだけ2匹を愛していたのか。 みャ太の方の闘病生活は、うちの一代目猫と近似していたから、気持ちがよくわかる。 うちの一代目の猫も 2012年11月14日に13歳で逝った。 舌の扁平...続きを読む上皮癌で、半年ほどの闘病生活だった。 最期は、私の強制給餌のやり方がマズくて亡くなった、と未だに後悔している。 ずっと一緒にいたかった。大好きだった。 今は二代目の猫を飼い始めたけれど、やはり一つの生命はそれ個猫?のもの。代わりなんて出来ない。 私は、二代目猫に一代目猫の代わりを求めていたのだと思う。 未だに、代わりが欲しいとしか思えない。 著者が、2匹の死から得たもののように、私もそれぞれの猫から何かを得るべきなんだろうか… 文章を書くのは難しいな。 全くまとまらない。
二匹の猫との別れと、その合間の生活を綴った本。いつか来るその日を僕も覚悟しなければと思う。著者は一人暮らしで、猫の闘病の合間にも生活の糧を得るためにAVを観てレビューを書く。そして二匹目の猫も亡くなる。 猫の神様を呪いながらも感謝せざるを得ない。 著者も僕も、猫好きは、神も仏も信じないと言いながらも...続きを読む、猫に同じようなことを期待している。
いや これやばいは(T ^ T) ヤバすぎる… 自分が同じ立場になったら、やっぱり同じようにするのかなあ
二匹の猫(♂)を看取った男の物語。 闘病する愛猫を「ハードボイルド」だという。 「俺もお前のように生きたい」という。 男性ならではの視点と愛とを感じた。
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東良美季
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