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「ずっと本と一緒だった。アメリカでも、日本に来ても、一人のときも、いろんな人に出会ったときも。」だから、「大切な思い出は、必ず本と結びついている。」4歳から14歳までに出会った本を手がかりに、その時々の自分を振り返って描写していく、彩りのあるセルフ・ポートレート。『小学生日記』で鮮烈にデビューした著者の書下ろし作品。
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Posted by ブクログ
何て素直なんだろう! 15歳の作品とは思えない。 瑞々しくて、ちょっぴり切ない。 「いつも本があった」 「大切な思い出は、必ず本と結びついている」 華恵さんに心からのありがとうを言いたい。
すごいなあ。この本を書いた時、彼女はまだ中学生くらい?こんなに素直に自分と向き合えて、感じたことを言葉にできて。色々な本との出会い、それにまつわる思い出が丁寧につづられていて、「本っていいなあ」としみじみ思えます。すごいわ。
「ずっと本と一緒だった」そこだけ切り取るとメガネをかけて部屋の片隅で本を読む女の子を想像する。だけど、華恵さんは違う。 プリッツェルの塩粒やオヤジの弁当。人と、食べ物とともに本と過ごした少女時代だった。 二つの国で過ごした幼少期。「ちがう」と区別や差別に苦しむ兄とのやりとり。苦しいことも楽しいこ...続きを読むともシンプルだけど美しい言葉で綴られている。彼女の凛とした姿がまぶしかった。
華恵ちゃんには敵わないなぁ 華恵ちゃんの書く物事が、本当にシンプルすぎず、大げさに言っているわけではなく、あっ本当なんだとすごくまっすぐ入ってきます。 きつねの話では、泣いてしまいました。ココナッツでは、きゃあきゃあなってしまいました。本を関連させているだけで、小学生日記と良く似た感じで、紹介されて...続きを読むいる本を読んだことあっても、興味もなくても、華恵ちゃんのエッセイがおもしろい。あと、本に対する考え方も、すごく良かったです。
ずっと読みたかった本。読みたいと思ってから実際によむまでのラグが年単位。。。大満足!小学生日記のころの感じが残ってて、その語り口調で本について語られるとすごくわくわく。華恵ちゃんの3作目を読んだんだけど、この本の後半からPC書きになったそうで、それを聞くと感じが変わったのはそのせいかな?とかおもって...続きを読むしまう。スピードのちがい。日本語タイトルしかわからないけど、「おやすみなさいおつきさま」や「マドレーヌちゃん」シリーズとかの私も小さいころお世話になった本も色々とでてきて、自分の思い出と照らし合わせるような気持ちで読めてすごくたのしかった。やっぱり、本っていいな。
本にまつわるエッセイ。きりりとした華恵ちゃんの源となっている本たちをのぞきみて、とても充実した気持ちになった。 自分の頭で考えること、自立するということ…。生きる姿勢を彼女の文章から教わったように思う。 うまくいかないことを誰かのせいにしたり、自分を律することから逃げて、言い訳だらけの大人になっ...続きを読むてしまった私に、喝を入れてもらった気がした。
「ずっと本と一緒だった。アメリカでも、日本に来ても、一人のときも、いろんな人に出会ったときも。」だから、「大切な思い出は、必ず本と結びついている。」4歳から14歳までに出会った本を手がかりに、その時々の自分を振り返って描写していく、彩りのあるセルフ・ポートレート。『小学生日記』で鮮烈にデビューした華...続きを読む恵さん(hanae*改め)待望の最新作。 本っていいですよね。 いろんな物語の主人公になれるし、学び多きものです。 気持ちも多感になるような気もしますね♪
音が聞こえる、感じる、見えてくるような、すごい表現力。子供のころの記憶がよみがえってきた。自分の周りにも愛があったことを思い出した。
本にまつわるエッセイが14篇。角田光代の「この本が、世界に存在することに」のエッセイ版と言ったところだろうか。読ませる文章を書くなあ、というのが素直な感想。読み始めたらとまらなくて、彼女の本にまつわるエピソードが知りたくて、次の日の仕事を気にせず深夜1時半から3時までずっと読みふけってしまった。6歳...続きを読むまで海外で生活していた著者が紹介する海外の絵本の内容も興味深い。日本に来てから知る紙芝居の存在、 キツネに対する偏見も、2つの文化を体験した彼女ならではの視点とまっすぐな感性が紡ぎ出す言葉、眩しい。
2007.11.16 「小学生日記」がすっかり気に入ってしまったので、次なる華恵酸の本を。 やはり、文章が上手く(決して巧く、ではない!)表現が素直なので、読んでいるうちにこちらまで素直な気持ちになってゆく。心がほぐれる一冊だ。
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